日本医師会「第3波と考えていい」 各地で過去最多の感染者

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本格的な寒さの到来を前に、全国で新たな新型コロナウイルスの感染者が拡大していて、第3波への懸念が広がっている。

11日午後10時を前に、店から出て行く女性客。

北海道と札幌市は、繁華街「ススキノ」で酒類を提供する店などに対して時短営業するように要請。

11日から午後10時以降の営業自粛に協力した事業者に対し、支援金20万円を給付することにしている。

ススキノにある居酒屋「飯場狼」でも、期間中午前2時までの営業時間を4時間短縮。

午後10時になると、来店客に営業時間の変更を説明していた。

飯場狼・三浦秀樹店長「痛いです。特に11月末からの忘年会シーズンを考えると、またススキノに出てくる人が減るのではないか。(どのように対応していく?)現実を受け止めるしかないと思っている」

来店客「わたし、九州の飲食店で働いていて、時短営業の時に10時に閉めたりしていたので、すごく従業員さんの気持ちがわかるし、お客さんの気持ちもわかるので、早く(コロナが)落ち着くといいんだけど」

北海道では11日、新たに197人の新型コロナウイルスの感染が確認された。

過去2番目の多さで100人を超えるのは7日連続。

また、東京都では317人の感染を確認。

1日の感染者数が300人を超えたのは8月20日の339人以来、およそ3カ月ぶり。

感染経路不明者は181人にのぼり、重症者は10日から5人増え38人だった。

小池都知事「40~60代の中高年世代が20~30代の方を上回っている。全世代に感染が増えている」

また、大阪府で256人、兵庫県で70人、埼玉県で116人、茨城県で20人、新潟県で16人、岩手県で8人と、それぞれ1日の新規感染者数で過去最多を記録。

全国で1,543人の感染が確認されている。

大阪府・吉村知事「いまコロナについては、第3波が生じている状況だと思っている」

茨城県・大井川知事「第2波、第3波の定義ははっきりしないが、そういう気持ちで対策をしっかりとっていく」

冬を前にした感染拡大は第3波といえるのか。

11日、会見を行った日本医師会は...。

日本医師会・中川会長「第3波と考えていいのではないかと思う。冬に近づいて気温が下がるのは、北海道だけではないので、だんだん気温の寒さも南下していくから、高温多湿から低温低湿という状況が拍車をかけているのではないか」

寒い時期の感染対策については...。

日本医師会・中川会長「(寒い時期の対策について?)時間を決めて、(窓を)開けるとか、そういう工夫をしてもらいたいと思う。特に飲食店。具体的に言うと地下の飲食店。そういうところの密を避ける努力をしてほしい。全国的な感染者の急増が続けば、医療提供体制が全国でひっ迫するのも明らか。決して特定の地域だけの問題ではなくて、国全体、国民全体で一致団結して防いでほしい」

また、観光支援事業「GoToトラベル」をめぐっては、今後、北海道で感染者数が急増すれば柔軟に見直しを考えてほしいと述べ、北海道の除外も視野に入れるべきとの考えを示した。

(FNNプライムオンライン11月12日掲載。元記事はこちら

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