季節の目安となる「動植物の観測」を気象庁が見直し 34種から6種に激減の背景は?

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  • 気象庁が季節の目安となる「動植物の観測」の見直しを発表
  • 動物は「23種→0種」に…気象庁を取材 その苦しい胸の内
  • 天達気象予報士が“消える植物”を大捜索…台場で見つけたのは?

歴史を変えるかもしれない。そんな衝撃の発表が11月10日に気象庁からなされました。


衝撃の気象庁「生物季節観測見直し」宣言

気象庁が11月10日に衝撃の発表をしました。2021年1月に、気象庁が今、一番大事にしている、季節変化の目安となる開花や鳥の初鳴きなどを観測する「生物季節観測」が変わりそうなんです。


2020年現在、気象庁が観測項目としている植物は34種あります。
サクラだけでなく、アジサイやサザンカ、更にはデイゴの花の開花など、季節の移り変わりを知るために多くの植物を観測対象にしてきました。
しかし、2021年の1月には…


なんと観測対象の植物は「アジサイ・イチョウ・ウメ・カエデ・サクラ・ススキ」のわずか6種のみに。これにはスタジオの山﨑アナウンサーも「急に!?」と驚きを隠せない様子。しかし、1950年代から続いていた観測の変更はこれだけではありません。

動物観測は「23種→0種」に…気象庁を取材 その苦しい胸の内


昆虫や鳥などの動物観測は現在23種を対象に行われています。しかし、この動物観測に関しては、なんと全ての動物の観測が終了してしまうのです。


なぜ70年近く続いた観測を終了するのか、気象庁に取材した。


「近年は気象台周辺が都市化し、生態環境が変化しているため動植物の数が減少し、観測することが難しく桜などの標本木も確保しにくい」という回答が。伝統の「生物季節観測」の終了は、環境の変化によるやむを得ない決断だったのです。

天達気象予報士が“消える植物”を大捜索

では、今回観測対象から消えてしまう“植物”は本当に私達の周りから姿を消してしまったのでしょうか?天達気象予報士が、お台場周辺を緊急大捜索しました。


まず見つけたのは今後も観測対象の「ススキ」。道路の脇に立派なススキが咲いていました。


さらに季節外れの「アジサイ」も発見。「アジサイ」は今後も観測対象ですが、観測対象から消えてしまうこの花も見つける事ができました。


「サザンカ」です。以前、天達気象予報士が天気中継をしていた場所で咲いていました。

季節の変化を知る事ができる植物や動物の「生物季節観測」。時代にあわせた変化も重要ですが、どう継続していくか、今後も検討が必要かもしれません。

「#あまダネ」きょうの一枚は…


神戸市にある再度(ふたたび)公園で今月6日に撮影された写真です。街中にも紅葉前線が進み、真っ赤に色づく美しい景色が広がっていました。


あまダネ!では、みなさんからこうした『季節の絶景動画や写真』のほか『不思議な現象を捉えた写真』『お天気のギモン』などを募集しています!公式ツイッターで「#あまダネ」をつけて投稿頂くか、公式HPまでお寄せください。

(とくダネ!『あまダネ!』11月12日放送)

(FNNプライムオンライン11月12日掲載。元記事はこちら

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