北海道「あと1週間続けば医療崩壊」 全国の感染者 過去最多

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全国で第3波への警戒が広がる中、北海道の新規感染者は過去最多となり、医師会は医療崩壊への危機感を表している。

北海道医師会・長瀬会長「1日の過去最多感染者数200名を大きく超えて、本日は236名の感染が確認された。“第3波”に入っていると考えている」

12日、新型コロナウイルスの新規感染者が、過去最多の236人にのぼった北海道。

緊急会見を行った北海道と札幌市の医師会は、札幌などで医療崩壊のおそれが高まっているとして、危機感をあらわにした。

札幌市医師会・松家会長「10月の時点で65歳以上(感染者)が5.07%、11月になってから18.13%、非常に増えている。入院病床は非常にひっ迫している。この状況があと1週間続くと、医療崩壊につながるのではないか」

また、「医療の立場で言えば、強くGoToトラベルを考えてほしい。北海道は、これから爆発的に増えていくのではないか」と述べ、早急な対策強化を訴えた。

全国では8月7日の1,604人を超え、過去最多となる1,651人の感染を確認。
神奈川県で147人、兵庫県で81人、茨城県で26人と、12日も各地で一日の新規感染者数が過去最多となった。

東京都でも、これまでで5番目に多い393人。

12日に行われた都のモニタリング会議では...。

国立国際医療研究センター・大曲貴夫医師「急速な感染拡大の始まりと捉えている。(新規陽性者の)増加率は前回(11月4日時点)106.2%だったが、11月11日時点で147%に上昇している。これが4週間、そのままの増加比で継続すると、計算すれば新規の陽性者数は約4.8倍。1日あたり1,160人程度となる」

政府の分科会では、対応に後れを取る若者や外国人に対し、SNSなども使い、対策の発信を行うことや、相談窓口を強化していくことで一致。

西村経済再生相「夏の流行に匹敵する、大きな流行が来つつある。最大限の警戒感をもって対応しなければならない」

また、コロナ感染への差別や偏見にも言及。
感染を責める行為は、検査や受診忌避を呼び起こし、かえって感染が広まる本末転倒の事態を招くと指摘した。

ワーキンググループ・中山座長「あめをなめながら歩いていたら、誤って飲み込んでしまい、せき込んだら『コロナにかかっているだろう』と言われ、ショッピングカートをぶつけられたとかですね。自分が差別されるということをおそれて、体調が悪くても受診を控えたり、保健所の積極的な疫学調査に協力しないことにより、逆にそれが社会の感染を拡大していくことにつながる。社会にとって差別や偏見の声は有害だということ、皆さん、共通認識として持たなければならない」

(FNNプライムオンライン11月13日掲載。元記事はこちら

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