「明治の元勲の別荘」がなぜ? 国の文化財 熱海市が混乱

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静岡・熱海市に建つ、歴史を感じさせるたたずまいの家。

室内は、西洋式を取り入れた現代的な一面も。

2019年9月に、国の文化財に登録された。

独特な雰囲気が漂うこの家を、別荘として愛したとされてきたのが、井上馨。

激動の幕末を駆け抜け、明治の初め外相を務めた人物。

ところが今、“井上馨の別荘”という部分をめぐって、ちょっとした問題が持ち上がっている。

国が調査したところ、この家が完成したのは、昭和の前期だと判明した。

井上馨が亡くなったのは、大正4年(1915年)。
つまり、家が建つ前。

井上馨の別荘と説明してきた熱海市は、なぜこんなミスをしてしまったのだろうか。

市によると、「民間の説明を、そのまま引用してしまった」という。

そこで、現在の持ち主に取材したところ...。

持ち主「井上馨の義理の孫から、昭和11年(1936年)に、“井上馨の別荘”と聞いて家を購入した。しっかりとした調査をお願いしたい。困惑しています」

熱海市は、県を通じて文化庁に相談し、しかるべき対応をとっていくとしている。

とはいえ、文化財としての価値に影響はなし。

なんと、宿泊できるということで、和洋折衷の雰囲気を楽しむことが可能。

(FNNプライムオンライン11月13日掲載。元記事はこちら

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