ワクチン「94.5%の効果」 加藤官房長官「明るいニュース」 ファイザーに続きモデルナも

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新型コロナウイルス感染拡大が続く中、対策の切り札として期待されるのが、ワクチン。

静岡・沼津市では、ワクチンが日本に届いたときの備えが進められていた。

最大でマイナス120度の超低温を保つことができる装置。
バラの花を中に入れると、5分ほどでパリパリという音が鳴り、割れた。

大きいものは、アスリートが湯船に漬かるように入り、疲労回復に使う。

今回、アメリカの製薬大手「ファイザー」が開発中のワクチンが、輸送や保管に、-80度を維持する必要があるとされていることから、1台にワクチンおよそ2万本を保管できるよう改良する予定。

エイディーディー・下田裕人社長「(製薬会社や運送会社から)本日だけで20件ほど、ここ数日で100件程度お引き合いいただいている」

ワクチン受け入れへの動きが活発化する中、さらに新たな知らせが届いた。

加藤官房長官「複数のワクチンについて、明るいニュースが続いている」

この明るいニュースの1つが、ファイザー社に続き、アメリカのバイオテクノロジー企業「モデルナ」が発表したワクチンの臨床試験の結果。

暫定的な結果ながら、94.5%という高い有効性が得られたと発表した。

治験には、3万人以上が参加。

開発したワクチンと偽の薬を、それぞれ2回ずつ投与するグループに分け、比較した。

その結果、偽の薬を接種したグループでは、90人に新型コロナの症状が出たのに対し、ワクチンを接種したグループでは5人にとどまった。

これにより、94.5%の有効性が得られたとしている。

このモデルナのワクチンは、一般的な冷蔵庫の温度である2度から8度で、30日間保管できるため、-80度で保管する必要のあるファイザーのワクチンより、扱いやすい利点があるとみられている。

開発が成功した場合、日本政府は2021年9月までに、あわせて2,500万人分の供給を受ける契約を結んでいる。

しかし、まだ手放しで喜べる状況ではない。

感染症の診療や、予防接種が専門の加藤哲朗医師は、高い有効性に期待できるとしながらも、次の課題を指摘する。

日本感染症学会 日本呼吸器学会専門医・加藤哲朗医師「初期の有効性がわかったということだけで、実際にワクチンの効果が続くとか、安全性の部分もあり、まだ未知数なので、そのへんが確立されてから、われわれが使えるようになると思うので、(ワクチンが届くのは)もう少し先だと思う」

ワクチンが供給されるまでの試練の冬をどう乗り切るのか。

(FNNプライムオンライン11月17日掲載。元記事はこちら

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