「松葉ガニ」今が“狙いどき” 築地鮮魚店「ことしは安い」

経済・ビジネス 旅と暮らし


冬の味覚の代表格といえば、「松葉ガニ」。

2020年は値段が安くなり、今が狙い時となっている。

 

東京都内にあるカニ料理店の厨房(ちゅうぼう)に届いたのは、11月、鳥取県で解禁された冬の味覚を代表する、松葉ガニ。

 

かに猿・大武勝正大将「きょう来た松葉ガニです。鳥取県の境港ですね。ゆでて食べるのが一番」

 

店では、1匹900グラムのカニをボイルして提供している。

 

身の詰まった脚の肉から口の中に広がる、上品なうまみ。

 

何といっても、一番の醍醐味(だいごみ)はカニみそ。

そのまま食べてもおいしいが、身をほぐして一緒に頬張れば、おいしさが倍増する。

 

11月7日、鳥取港で初競りにかけられた松葉ガニ。

 

中でも、最高級ブランド「五輝星」には、2019年、500万円の過去最高値がついたが、2020年は10分の1の50万円だった。

 

浜下商店・浜下哲爾社長「ご祝儀相場は、ことしコロナ禍ということもあって、抑えた感じでやらせてもらった」

 

コロナの影響で、カニの価格はどう左右されるのか。

東京・築地場外の鮮魚店を訪ねた。

 

こちらでは、生きた状態の松葉ガニは100グラム2,200円の値がつき、1匹1kgなので、2万2,000円で販売されている。

 

斉藤水産・斉藤又雄さん「ことしは相場的に安いので、一番食べ時じゃないか」

 

例年、豊洲市場で取引される1kgの平均価格は、需要の高い年末から年明けにかけ高くなる傾向があるが、2020年は、年末にかけて極端に値段が上がることはなさそうだと、鮮魚店では見越している。

 

斉藤水産・斉藤さん「ことしは狙い時だと思う、カニの」

 

カニは、今が狙い時だという。

 

そんなお得で旬のカニに目をつけ、コロナ禍だからこそ客に還元しようという店も。

 

東京・上野にある店「境港直送 かに処ごっつぉ」のテーブルには、さまざまな料理が並ぶ中、ボイルされた山盛りの紅ズワイガニがどーんと置かれていた。

 

さらに、カニみそとほぐし身を合わせた甲羅焼きに、カニのだしがスープに染みわたるラーメン。

ピリ辛なチリソース味など、まさに、カニざんまい。

 

客「大満足ですね」

 

平日のランチタイムは、4,500円。

バイキング形式で20種類以上の料理に加え、紅ズワイガニが食べ放題。

 

境港直送 かに処ごっつぉ 上野広小路店・中村昌史さん「身はしっかりついているものが多くて、お客さまも喜んで召し上がっています」

 

この店はコロナの影響で、10月まで半年間休業していた。

 

系列の銀座店は閉店するなど、経営は大打撃を受けている。

 

そうした中、店ではお客さんへの還元の意味合いも込め、初めてとなる松葉ガニを盛り込んだコースを提供することを決めた。

 

通常なら3万円ほどだが、今回、2万4,000円でビッグサイズの松葉ガニ1匹と、紅ズワイガニの食べ放題がついてくる。

 

境港直送 かに処ごっつぉ 上野広小路店・中村さん「できる限りたくさんのお客さまが松葉ガニを食べていただけるように、仕入れの金額はすごく高いですけど、ギリギリの価格設定で今回は出させていただきました」

 

2020年は、鳥取に行けなくても、お得に旬の味を味わう。

 

カニは、今が狙い目。

(FNNプライムオンライン11月18日掲載。元記事はこちら

https://www.fnn.jp/

[© Fuji News Network, Inc. All rights reserved.]

FNNニュース