北海道と大阪府はGoToトラベルの一時停止を検討…これからGoToトラベルはどうなっていくのか?

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  • 北海道と大阪府はGoToトラベル一時停止を検討
  • GoToトラベル一時停止の対応を解説
  • ひっ迫する医療提供体制

GoToトラベル東京はどうなる?

佐々木恭子アナウンサー:
「ソレ!が知りたい」のテーマは「GoToトラベル東京はどうなる?」。


佐々木恭子アナウンサー:
11月24日の東京の新型コロナウイルス新規感染者数は186人です。11月23日の314人から128人減っています。8日ぶりの100人台ですが、重症者は11月23日から10人増えて51人になっています。


佐々木恭子アナウンサー:
こうした中、急速に新型コロナウイルスの感染拡大が進んでいる北海道と大阪府はGoToトラベルについて、一時停止の検討を進めていく考えを明らかにしました。


GoToトラベル一時停止の対応を解説

佐々木恭子アナウンサー:
そして国としてGoToトラベルの一時停止はどんな方針でやっていくかということに関しまして、赤羽国交相が方針を発表しました。

具体的には新型コロナウイルス感染拡大地域を目的地とする旅行は新規予約の受付を停止すること。そしてすでに予約済みの旅行も割引を適用しないということです。


佐々木恭子アナウンサー:
キャンセル料は国が負担して、旅行者の負担にならないようにしていく。そして事業者への支援ということに関しましては、宿泊施設などについてキャンセルに伴う事業者への影響があれば旅行代金の35%相当を国が負担していく。


加藤綾子キャスター:
新型コロナウイルス感染拡大地域を目的地とする旅行は新規予約の受付を停止。そしてすでに予約済みの旅行も割引を適用しないというこの方針について寺嶋さんはどうご覧になりますか。

日本感染症学会専門医・寺嶋毅教授:
目的だけではなく、往来のパターンで分けた方がいいと思います。新型コロナウイルスの感染者が多く出ているところは、そこから出るのを除外する、広げるのを防ぐといったことが必要ですし、一方で病床などの医療状況がひっ迫しているところはやはりそこにもっと旅行者が来ると、ますます大変な状況になりますので、そこを分けてシステム的に可能ならばそういう形で除外場所を決めていった方がいいと思います。


加藤綾子キャスター:
目的地とする旅行はダメで出発地というのは大丈夫なのですか。

日本感染症学会専門医・寺嶋毅教授:
新型コロナウイルスの感染者が比較的多く出ていてまだ若い人が多く、病床がひっ迫していないという地域があればむしろ目的ではなくて、そこから出る人を除外するというパターンがあります。


佐々木恭子アナウンサー:
そんな中、東京都がこのGoToトラベルどうなっていくのか大変気になります。この東京都に関しましていったい誰が決めるのか、小池都知事なのかどうかも気になるところなのですが赤羽国交相は11月24日の会見で発言をしています。


赤羽国交相:
知事というのは県民に対する責任を持っている立場の人ですから、国としては地元の責任者である知事の意見を聞いて判断する。

佐々木恭子アナウンサー:
GoToトラベルの一時停止に関しましては、自治体の要請を受けて国が認めるというそういった手順で決めていくという。


佐々木恭子アナウンサー:
これについては一部の知事から丸投げとの批判も出ています。小池都知事も「知事ではなくて国が判断するべき」という姿勢を崩していません。さらに小池都知事は「新型コロナウイルス感染症、東京都の情報共有をさせていただいた。国のさまざまな情報を西村大臣と菅首相と話した。国と連携しながらコロナ対策をする」ということを述べたままでどうするのかといったことに具体的な言及はなかったです。

加藤綾子キャスター:
国としては「知事が要請したらそうしましょう」という姿勢を崩していない。一方で小池都知事は「国が言ったらそれに従います」という姿勢ということですよね。


ひっ迫する医療提供体制

佐々木恭子アナウンサー:
そして判断する材料となるのがおそらくこの感染状況になってくると思います。いま病床のひっ迫具合は、北海道は72.1%、大阪は62.4%。そして東京では56.1%。


佐々木恭子アナウンサー:
東京の医療提供体制は重症者の方が増えているということもあって、重症者の方が150床のうち51床が埋まっている。また入院の患者さんも増えてきている。宿泊療養そして自宅療養、調整中を含めてもやはり、これまでお伝えしているのとは違う次元だなという感じです。


加藤綾子キャスター:
この東京都の新型コロナウイルス感染状況を見てどのようにお感じになりますか。

日本感染症学会専門医・寺嶋毅教授:
重症者も増えておりますし、11月24日は連休明けで少ないですけれども週の後半はもっと増えてくると思います。

東京都のGoToに関して、確かにGoToそのものの利用者の新型コロナウイルス感染者は多くないであるとか、因果関係が難しいですが、それよりもやはりGoToによる気の緩みを招いたりですとか、あるいはそのGoTo利用者そのものの感染者は1~2名でもそこから連鎖して、やはり家庭内であるとか高齢者施設で広がったという間接的なところも否定はできないと思います。


日本感染症学会専門医・寺嶋毅教授:
そして東京都はステージ3さらに重症者も増えて厳しくなっていますし、やはりここは生半可な対応では、きちんと新型コロナウイルスの感染者を減らすという効果が出にくいと思います。

GoToの見直しの最大の効果の狙いはGoToの利用にかかわらず、やはり今の状況では新型コロナウイルス感染者数と病床の状況もとても危機的な状況であるというメッセージ性だと思うので、それが最大限に伝わるにはやはりステージ3であり、この状況の東京都をそのまま残しておくっていうのは、メッセージが弱まるのかなと思います。


加藤綾子キャスター:
しっかりとした対策を取らないといけないということだと思います。

キャノングローバル戦略研究所研究主幹・宮家邦彦氏:
大阪も北海道も知事さんが政治判断をしたわけです。やはりこれは東京のことを一番よく知っているのは、東京都知事ですから責任のなすりつけ合いをしてはいけない。このような状況の下でもやはり責任者がちゃんとした責任を取って、政治判断をするというのがポイントだと思います。

加藤綾子キャスター:
利用者側からすると、とにかく早く決めてほしい気持ちになってしまいます。


(「イット!」11月24日放送分より)

(FNNプライムオンライン11月24日掲載。元記事はこちら

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