マスクせず歌“1分でせき1回分” 飛沫最も防げる方法は?

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年末が近づくにつれて増えるのが、忘年会などで、会食やカラオケに行く機会。

26日、世界一のスパコン「富岳」が新たにはじき出したのは、こうした場面でどのような対策が有効かを示したシミュレーション結果。

マスクなしで、会話やせきをした場合の飛沫(ひまつ)の飛び方を比較したもの。

マスクなしで会話をした場合は、3分程度でせき1回分。

さらに、歌を歌った場合は、1分程度でせき1回分の飛沫やエアロゾルが飛ぶことが示された。

では、マスクなしの状況でカラオケをするとどうなるのか。

一般的な換気装置のついた部屋で、マスクなしで歌った場合、部屋が狭いため30秒程度で飛沫は拡散する。

一方、歌う人がマスクを着けたうえで換気口の下に立ち、さらにパーティションを顔の高さに設置すれば、飛沫の拡散を最も防ぐことができるとの結果が示された。

やはり、感染リスクを下げる効果が大きいのは、マスクなどの装着だという。

新たなシミュレーションでは、マウスガードの効果も検証された。

食事の際に最も距離が近くなる隣の席の人に顔を向けて話をした場合でも、マウスガードを着けると、飛ぶ飛沫の量が抑えられていることがわかる。

さらに、このマウスガード。
形状によって効果が大きく異なることもわかった。

口元のみをカバーするものより、効果が高い結果となったのが、顎から鼻までを覆うおわん型のマウスガードだった。

理化学研究所チームリーダー 神戸大学・坪倉誠教授「口元のみを覆う物に対して、おわん形にすることによって、空気中に放出される飛沫の量は、だいたい半分くらいに減らせる」

そして、誰もが気になる、マスクの素材ごとの効果についても検証された。

マスクの素材によって、飛沫の飛び方がどのように変わるのかを示したシミュレーション結果。

ウレタンマスクや布マスクの場合、隙間から出る黄色の飛沫に加え、青で示された小さな飛沫がマスクを多く通過している。

一方で、不織布マスクの場合、青い小さな飛沫はほとんど防がれている。

不織布マスクの方が、飛沫を防ぐ効果が高いことがわかる。

しかし、不織布マスクの中でも、フィルター性能が低いものでは、青い飛沫が飛んでしまう。

では、どのように性能の高いマスクを選べばいいのか。

理化学研究所チームリーダー 神戸大学・坪倉教授「息のしづらいものは性能が高いと覚えておいてもらえばいい」

(FNNプライムオンライン11月26日掲載。元記事はこちら

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