急展開 世論の風を読んだ「政治判断」か…GoToトラベル「全国一斉停止」へ

政治・外交

GoToトラベル全国一斉停止へ

政府は、GoToトラベルについて、東京都など4つの自治体を対象に12月27日まで一時停止した上で、12月28日から1月11日まで全国一斉に一時停止する方針を決定した。
 
菅首相(午後6時半過ぎ):

札幌、大阪に加えて、東京、名古屋についても一律に今月27日まで到着分は停止し、出発分も利用を控えるよう求めることとします。
さらに年末年始において最大限の対策をとるため今月28日からGoToトラベルを全国一斉に一
時停止することとします。


政府は夕方の対策本部で、GoToトラベルについて、12月27日まで東京と名古屋市を目的とする旅行については一時停止、そして出発する旅行については自粛を求めることを決定した。

すでに一時停止となっている大阪、札幌についても停止期間を27日まで延長。


さらに、12月28日から1月11日までは、全国すべてのGoToトラベルの利用を一時停止する方針も表明した。


その上で年末年始の期間に営業短縮に応じた飲食店への協力金を、最大60万円から最大120万円に倍増させると明らかにした。


街からは「遅い」との声

今回のGoTo全国一斉停止について街の声は。

通行人A:
ちょっと今後のことは心配ですね。旅行大好きなんで、年始は福岡行ってそのあとに宮古島に行くんですけど、それもGoTo使って安くなるんで、もう予約済みです。しょうがないのかなっていうのはありますけど。

通行人B:
コロナがこんないっぱいになっている中ではしょうがない。

通行人C:
遅いと思います。感染が広がった後だと思うのでもうちょっと早くした方がは良かったんじゃないかな。

通行人D:
私は(中止に)賛成ですね。コロナ感染者が増えてるのでちょっと抑えていただけると安心かなと思います。


首相周辺「世論の声をふまえて総理が決断した」

政府高官は、今回の方針転換について「一時停止すべきだ」という世論の声に押された「政治判断」だと語っている。
菅首相は、11日の段階で、「GoToトラベル」の全国での一時停止について、「まだ考えていない」と従来の方針に変わりはないとの考えを強調していた。


しかし、翌12日に、厚労省の幹部らとの会合を開き、世論の動向もふまえて、一時停止も選択肢として浮上した。
さらに13日夕方に関係閣僚と協議をした際には、全国で一律に、一時停止を検討する考えを伝えた。
これについて首相周辺は、「世論の声をふまえて総理が決断した」と語っている。


首相周辺からは、「GoToを全国で一時停止することで感染との因果関係がないことがはっきりするだろう」という声もあがっているが、「判断が遅い」との指摘も根強くあり、引き続き、丁寧な説明が求められる。

世論の風を読んだ政府

加藤綾子キャスター:
柳澤さんはこの決定についていかがでしょうか?

柳澤秀夫 ジャーナリスト:
師走の風ならぬ世論の風を政府が読んだと思います。
感染拡大は重症者がどんどん増えているところで、これまで通りの対応ではどうしようもない。国民向けに強くわかりやすいメッセージを出さないと感染抑止にはならないということが背景にあったと思うんです。ただやはり遅かったという指摘は拭えないと思うんですよね。

加藤綾子キャスター:
全国一斉目的地の旅行を一時停止、全国一斉ということなので、出発地も?

柳澤秀夫 ジャーナリスト:
自ずと全国一斉に目的地のGoToが止まるということは、当然出も止まるということですよね。
でもそれははっきりと発着両方とも止めるって明確に言っても構わないと思うんですけど、その辺がまだまだなんとなく後ろ髪引かれるような格好で政府の方針を出しているのかなという感じが否めないですね。

協力金は最大120万、そこは評価できるけど、まだまだでもそれでも足りないかもしれません。


榎並大二郎キャスター:
4つの都市からというところに注目されていましたけどそれが全国に一気に傾いた。

柳澤秀夫 ジャーナリスト:
これまでと違った国民への強いメッセージが一歩踏み込んだなという感じがします。

「イット!」12月14日放送

(FNNプライムオンライン12月14日掲載。元記事はこちら

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