被害者の父「死刑になって簡単に終わらせたくない」座間9人殺害事件で白石隆浩被告に死刑判決

社会

座間9人殺害事件 白石被告に死刑判決

神奈川・座間市で男女9人が殺害されるなどした事件で死刑判決が言い渡された。判決後、被害者の父親が取材に応じた。

髪を背中まで伸ばし、黒縁眼鏡をかけた白石隆浩被告(30)。


神奈川県座間市で15歳から26歳の男女9人を殺害したなどの罪に問われた裁判で、15日判決が言い渡された。


午後2時から始まった裁判の冒頭、裁判長が主文を後回しにするとして着席を命じると、白石被告は静かに着席。


判決理由が読み上げられている間、じっと前を見て聞いていた。
裁判長「主文 被告人を死刑に処する」


死刑を告げられた後、裁判長から「主文は聞こえましたか?」と問われると、白石被告はこう答えた。
白石被告「はい聞こえました


「犯罪史上まれにみる悪質な犯行」

事件が発覚したのは2017年10月。
当時、白石被告が住んでいたアパートから男女9人の遺体が次々と見つかった。


白石被告は「死にたい」などとSNSに投稿した8人の女性を自宅に呼び、性的暴行を加えたうえ殺害
また、被害女性の交際相手だった男性1人も殺害したうえ、全員の遺体を切断しクーラーボックスなどに入れていた。


今日の判決で裁判長は最大の争点とされた「被害者が殺害を承諾していたかどうか」について「承諾していなかった」と認定。
その上で、「犯罪史上まれにみる悪質な犯行で、死刑をもって臨むことはやむを得ない」と結論づけた。


被害者の父親は

死刑判決の言い渡し後の午後3時すぎ、被害者の父親が取材に応じた。


被害者の父親:
判決に意味があるのかね。僕にとっては何の意味もないけどね。
被害者の身内っていうのは何もすることができない。その気持ちをどこにぶつけていいか分からない。怒りをどこにぶつけていいのか分からない。相手が死刑になったってぶつけようがないんだから。
簡単に死なせたくないというか…死刑になって簡単に終わらせたくない。相手の思うようにしたくない。


9人の命がわずか2カ月の間で奪われた衝撃の事件。
弁護側は取材に対し、「死刑判決なので控訴する方向で調整するが、確定的なことは言えない」などとコメント。

白石被告自身はこれまでの公判で「極刑でも控訴しない」などと述べていて、このまま判決を受け入れる可能性が高いとみられる。


(イット!12月15日放送分より)

(FNNプライムオンライン12月15日掲載。元記事はこちら

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