「お前が来たでマスクする」家族がPCR検査の生徒に教師が差別発言 実は別の言葉もあった?

社会

三重県の公立高校で、家族がPCR検査を受けた女子生徒に差別的な発言をした40代男性教師が問題になっていた。
発言をされた高校3年の女子生徒が、FNNの取材に応じた。


「お前が来たで危ないでマスクするわ」

40代の男性教師から「お前が来たでマスクするわ」と、こんな言葉をかけられた高校3年の女子生徒。


女子生徒(18歳):
すごく不安やったときにそんなことを言われて、冗談であっても言ったらいかんのちゃうかなと思いました。すごく嫌な気持ちになったし差別だと思います


問題の発言があったのは2020年10月。
女子生徒は事前に、学校側に家族がPCR検査を受けたことを話しており、その上で、自身は問題ないと言われたため登校した。


そして、就職に関する書類を見てもらうため職員室を訪れた際、当時マスクをしていなかった教師から、その発言が出たという。


12月18日の教育委員会の発表では「お前が来たでマスクするわ」と伝えられたが、実際には別の言葉もあったという。


女子生徒(18歳):
実際は「お前が来たで危ないでマスクするわ」って言われました。(発言内容を)いい方にして、ちょっと軽くなるように逃げているんじゃないかと思います。


「危ないで」という発言をあえて発表しなかったのではないかと話す。


他にもこんな発言もあったという。

女子生徒(18歳):
最近私が来たら嫌がる人がいるって言ったら「そりゃそうだろう」と言われました。

生徒は学校への不信感で2週間欠席

男性教師は、当初母親に対し「はっきり覚えていない」と話し、一方で、女子生徒には「冗談を言う中で言ったかもしれない」とそれぞれ異なる説明をしていた。
その後、男性教師は発言を認め謝罪した。


女子生徒の母親は、学校側からこんな話もあったという。

女子生徒の母親:
(学校側が)「家族の方陰性でよかったですね」と言わせてもらいましたって言ってきたんですけど、娘にそんな言ってもらったのって聞いたら言われてないって。じゃあこの子がウソついたってことですかって言ったら、「誤解するような言い方してすみませんでした」って言うだけなんです。


学校への不信感から、約2週間欠席したという女子生徒。別の先生からこんなことも言われたという。

女子生徒(18歳):
「その先生も苦しんでいるから分かってあげて」って言われて、一方的に言った先生のことばかりで、私のこと何一つ心配してくれない。


女子生徒の主張について、三重県の教育委員会は「教師ははっきりと覚えていないこともあり教師への聞き取りの結果などから総合的に判断して公表した」とコメント。
男性教師に対しては、懲戒処分にはあたらない文書訓告の処分が科せられている。


教師は生徒を守るべき立場

加藤綾子キャスター:
コロナ差別が問題視されている中で、教師という立場でああいった発言をしてしまうのはどうなのかなって。教師は生徒を守る立場であってほしいなと思うのですけどね。

元大阪府知事 橋下徹氏:
教師と子どもって完全に対等な関係でもないからね。言い方というのは問題だと思うんですけど。「リスクが高い場合にマスクはつけてね」とか「リスクが高い状況だから自分はマスクを着けるよ」と、こういうことは差別でもなんでもないと思うんですよね。


加藤綾子キャスター:
あなたが来たからというような言い方をすると差別にあたりますからね。

(「イット!」12月21日放送分より)

(FNNプライムオンライン12月21日掲載。元記事はこちら

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