「命の優先を」「医療の緊急事態宣言」小池都知事・医療団体が緊急会見…年末年始の人出に危機感

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東京で月曜として過去最多となる392人の新型コロナウイルスへの感染が確認された。
東京都の小池知事は21日夕方緊急会見を開き、都民へ最大限の警戒を呼びかけるとともに、医療機関への新たな支援策を打ち出した。

小池都知事緊急会見「命の優先を」

平日に限れば3日連続となった東京都小池知事の会見。その表情には強い危機感がにじんでいた。

小池都知事:
これから特別なシーズンを迎えるわけであります。
クリスマス・お正月を迎えるわけでありますが、今年の年末年始は何よりも命の優先をお願いを申し上げます。
今年の年末年始は、家族でステイホーム、ぜひともご協力をいただきたいと存じます。


さらに…

小池都知事:
お正月っていうのは親戚ご友人親交を深める機会でもあって、誰にとっても大切な時間であります。でも今年だけは、そうした楽しみは後にとっておいてください。
年末年始の過ごし方、これによって新しい一年が決まるといっても過言ではありません。コロナ自粛にはもう疲れたよと言っている場合ではありません。
あの静かな年末年始があったからこそ、2021年を穏やかに過ごすことができた。そう思えるような年末年始にしてまいりましょう。


小池知事はまた、年末年始の医療体制を十分に確保するため、各医療機関や医療従事者、また薬局への支援拡充なども打ち出した。

都心では人出増

こうして緊急会見を開いた背景にあるのが人出の増加だ。

映像でみると、12月20日夜9時過ぎの東京渋谷スクランブル交差点の様子と、3月末小池知事が不要不急の外出自粛を呼びかけた直後の日曜夜の人出の差は歴然。


それを裏付けるデータもある。
携帯電話の位置情報を分析する会社Agoopによると、20日の渋谷の人出は3月の216%、倍以上だったという。


通行人A(20代):
もういいかなみたいな感じの考えが若者にも出てきてると思う

通行人B(20代):
コロナが当たり前の存在になってしまっている世の中なので…

渋谷では、時短要請の夜10時を過ぎてもたくさんのお店に明かりがともっていた。


人出が増えたのは渋谷だけではない。
NTTドコモが推計したデータによると、銀座周辺でも前の年の12月休日平均と比べ18.8%の減少にとどまり、前の週の減少率から3ポイント増加した。新宿駅も増えていたという。


こうした状況の中で迎えた今日の緊急会見.
小池知事は外出自粛を呼びかけたが、人々の行動は変化していてお願いだけでは感染防止に限界も見えてきている。

通行人C(20代):
(海外)外へ出たら罰金みたいなことはあるじゃないですか。そういうのが日本はないので

医療団体が異例の合同会見

こうした現状に強い危機感を抱いているのが医療関係者。21日、日本医師会など医療の各団体が異例の合同会見を開いた。

日本看護協会 福井会長:
これまでで最大の波が来ている現在、看護職員は心身の疲労もピークを迎え、使命感だけではすでに限界に近づいております


日本医師会 中川会長:
医療関係団体は「医療の緊急事態」を宣言します。どうか一人一人ができる対策を全部実行してください。コロナに大手を振って新しい年を迎えさせるわけにはいきません。


「イット!」12月21日放送

(FNNプライムオンライン12月21日掲載。元記事はこちら

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