全国感染者 連日の3000人超え 変異種急拡大...上陸阻止は?

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25日、これまでに全国で確認された新型コロナウイルスの感染者が3,000人を超えた。

こうした中、変異種が急拡大するイギリスからの帰国者やその家族など4人に感染が確認された。

水際対策は大丈夫なのか。

クリスマスから年末年始への警戒を、小池都知事はあらためて呼びかけた。

小池都知事「きょうはクリスマス、そして忘年会・新年会など、来年・再来年の楽しみにとっていただきたい。年末年始、家族でステイホーム」

東京都では、25日、24日の888人に次ぐ、884人の感染が判明。

金曜日としては過去最多で、これにより、曜日ごとの最多感染は11日連続となった。

こうした中、すでに感染が確認されている海上自衛隊トップの幕僚長と幕僚副長の2人が、12月16日、海自隊員ら総勢14人による送別会に参加していたことが明らかになった。

16日は、菅首相が大人数での会食への参加を陳謝したその日。

北海道では、自衛隊の看護官が、旭川の医療施設で支援にあたるさなかのことだった。

岸防衛相「配慮が足りない面があったのではないか」

幕僚長と幕僚副長の2人は、送別会の5日後に感染が判明した。

飲酒は、乾杯程度、また会場は、100人程度が利用できる広さがあり、席の間隔を空けるなどの対策をとっていたということだが、参加者内での感染拡大が懸念される。

一方で、日本に迫りつつあるのが、新たな脅威。

感染力が従来型の1.7倍とされ、イギリスで猛威を振るっている変異種。

小池都知事「イギリスにいらした方やその濃厚接触者で、現時点で4名の方の陽性が確認されている」

小池知事は25日、イギリスからの帰国者ら4人の感染を明らかにした。

最初に感染が確認された30代の男性は、16日に帰国。

空港での検査では陰性だったが、5日後の21日に、せきや頭痛の症状が出て、医療機関を受診し、感染が判明した。

そして25日、男性の家族の感染も確認された。

3人目となる20代の女性は、14日に帰国後、20日に発熱やせき、味覚障害などの症状が出て、医療機関を受診。

陽性と判明し、25日にも入院する予定。

こうして見ると、帰国者の2人が受診するまでは、共に5日から6日が経過していることがわかる。

4人目もイギリスに渡航歴のある20代の女性で、現在入院中だという。

小池都知事「いずれも重症ということではない。ご回復をお祈り申し上げます」

都は、4人の検体を国の専門機関に送り、変異種かどうかの確認を進める方針。

イギリスで広がる変異種は、すでに、イタリア、オランダなどに加え、アジア圏のシンガポールや香港でも確認されている。

しかし政府は、短期出張などの特例措置として、中国やシンガポール、香港などからの入国者に対しては、空港での入国検査を不要としている。

変異種の上陸を防ぐ鍵となるのは、水際対策。

25日、成田空港を取材すると...。

変異種が確認されているシンガポールからの帰国者は、「イット!」の取材に対し、「検査は受けていない。書類を提出しただけ」と説明。

症状などがなかったことから、検査は免除されていた。

今後の水際対策について、加藤官房長官は「今回の英国における変異種の問題もふまえて、まず英国からの入国に対する水際対策を強化したが、新型コロナの国内でのまん延を防ぐため、必要な水際対策は機動的に講じたい」と説明している。

(FNNプライムオンライン12月25日掲載。元記事はこちら

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