満床続く重症者病床の現実 緊急事態「唯一患者減らす」


増え続ける感染者の数。

緊急事態宣言で、医療体制の危機は止められるのか。

新型コロナウイルスの患者を受け入れている、東京・品川区の昭和大学病院の重症者病棟。

時刻は、1月1日午前0時。
医師や看護師が、患者を見守りながら、新年のあいさつを交わしている。

この病院では、重症者用のベッドを5床確保。

しかし、重症者は、3日時点で9人。
確保していた病床の数を、大きく超えている。

昭和大学病院・相良博典院長「やはり年末年始で、ものすごく患者さんが増えました。重症の患者さんのベッドはもう作れない。医療崩壊は起きてきているというふうに思う」

4日の東京都の重症者の数は、過去最多の108人。
重症者は増加傾向。


東京・文京区にある、東京医科歯科大学付属病院の重症者病棟でも、2020年の年末から満床状態が続いているという。

東京医科歯科大学付属病院・内田信一病院長「(ベッドが)空けば入ってくる、そういう状況でお断りもせざるを得なかった状況なので」

年始には、病院の調理室で、おせち弁当を準備。
患者だけでなく、医療スタッフにも提供し、休日返上でコロナと闘う現場をねぎらった。

ギリギリの体制が続く中で浮上した、2回目の緊急事態宣言。
内田病院長は、早く出してほしかったと話す。

東京医科歯科大学付属病院・内田病院長「唯一の患者数を減らす方策というのは、それしかないと思いますので。とにかく患者数を減らさないかぎりは、俗に言う『医療崩壊』と言われていますけども、自分がコロナ以外の病気になっても、病院にかかれないという状況が、もう目の前にあるのだということを認識していただいた方がいい」

(FNNプライムオンライン1月4日掲載。元記事はこちら

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