高齢者を見守るIoTライトの可能性

技術


働く人に役立つプラスαな考え方に注目する「αism」。

高齢者の1人暮らしを見守っているのは電球。
ただの電球ではない。

ハローライトの利用者・近藤浩さん「なんらかのとき、キャッチしてくれる安心感がある」

東京・多摩市内を走るのは、宅配大手のヤマト運輸が手掛ける生活サポートサービス、「ネコサポステーション」の車。

高齢化が進む多摩エリアで、荷物の配送や家事の代行など、高齢者向けのサービスを行っている。

利用者「重宝しています。わたしは、とにかく便利」

スタッフが訪問したのは、多摩市内で1人暮らしをする近藤浩さん(78)。

近藤さんは、このネコサポステーションが提供する、ある見守りサービスを利用している。

その見守りのための機械が設置されているのは。

ハローライトの利用者・近藤さん「朝、洗面台を使うときにつけるようにしている。今まで不具合はない」

洗面所に取り付けられた電球の名前は、「ハローライト」。
この電球が、高齢者を見守るという。

自動的に電球のオン・オフを感知し、その様子を登録した人に、定期的にメールで知らせてくれる。

電球の中には、見守りのための機器がぎっしり。

SIMカードが内蔵されているため、Wi-Fiなどの通信設備が必要なく、電球を付け替えるだけで使用できる。

利用料金は、月額980円。

24時間、一度も点灯や消灯がされない場合は、あらかじめ登録された利用者の家族と、コールセンターへ異常を知らせる通知が届く。

さらに異常があった場合、利用者に電話で連絡を取り、必要であれば駆け付ける。

ハローライトの利用者・近藤さん「わたしの場合は、出歩けないとか、そういうことではないので、簡易な方法でできるということで、これがいいと選んだ。なんらかの見守りを受けていることは安心だと思う」

利用者の家族は。

近藤さんの息子・淳さん「コロナの前は、月に2~3回は父のところに訪問していたが、今はなかなか会いづらいというのがあるので、安心感を持っている」

新型コロナウイルスの感染拡大により、家族間の交流も少なくなる中、IoT電球による見守りが家族の絆を深める。

今は、多摩エリアで実証実験中のこのライト。
今後は、各自治体と連携して、対象エリアを順次拡大していく予定。

ヤマト運輸・川野智之さん「新型コロナウイルスの影響で、人と人とが顔を合わせて確認するということが非常に少なくなってきている。遠隔で生活の動きがわかるというのが、非常に期待の声をいただいている」

(FNNプライムオンライン1月7日掲載。元記事はこちら

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