首都混乱 議会乱入も 分断さらに深く
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アメリカ大統領選挙をめぐる混乱は、現職の大統領の支持者が議会に乱入し、死傷者も出るという異例の事態になっている。
ワシントンから藤田水美記者が中継でお伝えする。
ワシントン市内では、3時間半前から外出禁止令が出されているが、今もトランプ支持者が議会周辺に居座り、治安部隊とにらみ合いを続けている。
日本時間の7日未明、トランプ支持者数百人が、連邦議会の議事堂に乱入し、当時行われていた民主党バイデン氏勝利の選挙結果を承認する審議は、一時中断した。
一連の混乱で、女性が治安部隊に撃たれて死亡したほか、複数のけが人が出ている。
トランプ大統領は、この数時間前、支持者を集めて、「不正選挙」などと、あらためて持論を展開し、あおり立てていた。
トランプ大統領「議会に向かって歩いて行こう」
その後の混乱を受けて、ツイッターに支持者に退去を呼びかける動画を投稿したが、ここでも「不正選挙」を主張していて、動画はすでに削除されている。
一方、本来、共和党の地盤であるジョージア州の上院2議席をめぐる選挙は、いずれも民主党候補が勝利し、政権与党となる民主党が、上下両院で多数派になった。
民主主義の象徴である選挙の結果を暴力で変えようとする動きに、アメリカのイメージが損なわれかねない事態となっている。
(FNNプライムオンライン1月7日掲載。元記事はこちら)
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