東京2447人 1日で900人近く増 病床「2週間待たず満杯に」

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東京都の新規感染者2,447人。
想像を超える数字だった。

12月31日の大みそかに初めて1,000人を超え、1月6日は1,591人、7日はさらに900人近く増え、2日連続で過去最多となった。

2,447人のうち、最も多かったのは、20代で666人。

6日から227人増えた。

65歳以上の高齢者も85人増え、264人にのぼっている。

初の2,000人突破は、東京以外にも強い緊張感をもたらしている。

大阪府・吉村知事「東京だけで2,400人、確実に感染急拡大している。緊急事態宣言の発令は適切な判断だと思う」

菅首相による緊急事態の宣言まで、1時間を切った午後5時。

午後5時すぎの渋谷スクランブル交差点では、多くの人が行き交っているが、駅の方向に向かっている人の方が多い印象を受けた。

東京都は午後、モニタリング会議を開催。

入院患者数が3,090人と非常に高い水準で増加していることに、強い危機感が示された。

国際感染症センター・大曲貴夫センター長「入院率が変わらないと、2週間後を待たずに、確保した(病床数)4,000床を超える可能性がある」

特に深刻とされるのが、医療提供体制。

このままでは、ほかの命も守りきれなくなるおそれがある。

東京都医師会・猪口正孝副会長「医療提供体制が危機的状況に直面している。現状の患者動向が継続すれば、新型コロナの重症患者だけでなく、他の疾病による重症患者の受け入れが困難になり、多くの命が失われる可能性がある」

東京都の重症者は、この2週間増え続けていて、7日も6日から8人増え、過去最多の121人となった。

この危機的状況に直面している医療現場。

東京・品川区にある昭和大学病院で7日、撮影された映像。

人工心肺装置「ECMO」を使う重症患者に、医師や看護師5人以上で対応。

病院長は、これ以上の重症患者受け入れは困難だと話す。

昭和大学病院・相良博典院長「受け入れることが可能な病床数といいますと、5床を想定しておりました。ただ5床ではなくて、今11名(昨夜時点)ということになっていますので、それから考えますと、(想定の)倍以上が入院されているという現状。重症の患者さんをこれ以上受け入れることはちょっと厳しい」

重症患者増加の影響は、通常医療にも及び、心筋梗塞や脳卒中の患者の受け入れを停止しているほか、緊急を要する手術以外は制限せざるを得ない状況だという。

緊急事態宣言下の行動について、相良院長は、「(時短営業で)午後8時までとか、制限をかけられたから大丈夫というわけではない。なぜ緊急事態宣言をかけなくてはいけなくなったのかを考えなければと思うし、ひょっとしたら、自分が感染しているかもしれない、自分が(感染を)広げているかもしれないという意識を持った形で行動していただきたい」と訴えた。

(FNNプライムオンライン1月7日掲載。元記事はこちら

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