休憩時間やめランチ延長 ディナー前倒しでW効果


2度目の緊急事態宣言を受け、飲食店では、ランチ時間の延長や夜のメニューをアレンジした対応策で乗り切る動きが活発になっている。

肉のうまみが凝縮した牛ハラミ肉をカットしたステーキ。

ジューシーな食感が、食欲をそそる。

ガッツ・グリル専務取締役 野田邦彦さん「割と歯ごたえがある方の肉で、かむほどに肉汁があふれる感じになる。これがずっと根強く人気です」

東京・新宿にある「ガッツ・グリル新宿店」は、ステーキとハンバーグが売りのお店。

ランチタイムは、お値打ち価格で楽しむことができる。

野田邦彦さん「これは開発にすごく時間をかけたハンバーグ。『ハンバーグ苦手』という人でも食べやすい。本当に肉本来のおいしさです」

2度目の緊急事態宣言初日を迎えた8日。

飲食店は、午後8時までの時短営業となる。

野田邦彦さん「ランチメニューを午後5時までに延長しました」

そこで、この店がとった対策が、これまで午後3時だったランチ営業を午後5時まで延長することに。

客は「すごくしっかりお肉の味がして、柔らかくてコスパも最高」、「昼の時間帯に来られないときも、夕方とかもランチ料金で食べられるとうれしい」などと話した。

さらに、昼の休憩時間をやめ、午後3時から前倒しで始めたのが、ディナーメニューの提供。

ディナーメニューの1つが、大きな塊のリブロース肉を鉄板で両面に焼き目をつけ、切り分けたら、お好みの焼き加減でいただく、その名も「マグナム・ステーキ」。

また、チリソースでいただく、エビとアボカドのタコスや熱々のピザなど、このディナーメニューのすべてが、お1人さま4,000円で食べ飲み放題。

野田邦彦さん「午後3時から午後5時を開けることで、今まで来ていなかったお客さまに来てもらえる可能性もあるし、お客さまにとって、プラスになるんだろうという期待」

これまで休憩していた時間に、ランチメニューとディナーメニューをダブルで提供することで、時短営業による売り上げの損失を減らしたい考え。

こうした営業時間の前倒しは、深刻な打撃を受けている居酒屋でも始まっている。

東京・八王子市にある「八剣伝 京王堀之内店」では、緊急事態宣言を受け、8日からランチ営業に乗り出した。

八剣伝 京王堀之内店・浅田卓義店長「夜の売り上げが見込めないので、昼間に何ができるか考えて、食材も悪くしちゃいけないから、いま店にあるものを使ってアレンジして作っていく感じ」

これまでお酒にあうように作っていた居酒屋定番の料理を、ランチ向けに新たにアレンジした。

炭火で、外はカリッと、中はジューシーに仕上げる焼き鳥。

夜は、塩でいただくのが定番だが、ランチでは、甘辛なタレをたっぷりからませ、ご飯がすすむ丼に変身。

焼き魚の定番、サバ塩焼きは、これまたご飯にあうように、しょうゆベースのタレで煮つけ、ランチメニューに改良した。

浅田卓義店長「売り上げが本当に厳しいので、何もしなかったらつぶれちゃう。だから今できることが何か考えてやるのが、ランチの業態だった」

夜の居酒屋メニューとはひと味違ったアレンジでランチを提供し、少しでも夜の売り上げを補おうとしている。

あと1カ月続く緊急事態宣言。

新たな試みで難局を乗り切ろうという動きが今、活発化している。

(FNNプライムオンライン1月8日掲載。元記事はこちら

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