ダイヤモンド・プリンセス入港から1年 「船内放送で一瞬パニック」乗客が語る
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集団感染が起きたクルーズ船の、神奈川・横浜への入港から3日で1年。
乗客が当初を振り返った。
乗客乗員712人が新型コロナウイルスに感染し、13人が死亡したクルーズ船、ダイヤモンド・プリンセス。
当時の乗客・中村悦子さん(仮名・64)「船内放送が流れて、もうしばらくここで隔離ですと言われたときは、『えー』ということで、一瞬本当にパニックになりました」
当時、乗客だった中村悦子さんと大蔵さん(仮名・73)夫妻。
2020年2月3日に横浜港に入港したダイヤモンド・プリンセスで集団感染が確認されたのは、入港から2日後の2月5日だった。
2020年2月5日 船内アナウンス「10名の方から、新型コロナウイルス陽性反応が出たとのことです」
中村悦子さん(仮名)「もう鮮明に覚えていますよ。去年2月5日の朝の午前7時ぐらいに、皆さん部屋に戻ってくださいという船内放送が流れて」
その後、待っていたのは感染におびえる日々。
連日、船内での感染者が増える中、乗客たちは下船できる日を待っていたという。
中村悦子さん(仮名)「わたしたちベランダ側で、救急車の搬送、毎日見てましたから。大変なことになっているんだなっていうのは、本当にもうリアルに、自分の目で見たっていうのがずっと忘れられない。(感染者が)同じテーブルで食べていれば、わたしたちも陽性になっていたかもしれないと思うと、もう本当にぞっとしますので...」
その後、無事に下船した中村さん夫妻。
今、あらためて新型コロナウイルスの怖さを感じていると話す。
中村大蔵さん(仮名)「マスクをする習慣、100人いれば100人と言っていいほどしてますよね。やっぱり1日も早く収まってくれることを願ってますね」
中村悦子さん(仮名)「ダイヤモンド・プリンセスだけのコロナっていうイメージがあったのが、緊急事態(宣言)になったりということで、本当にコロナの感染、ウイルスのおそろしさというものを強く感じました」
(FNNプライムオンライン2月4日掲載。元記事はこちら)
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