森会長の発言 さらなる波紋 ボランティア辞退者も
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森会長の発言をめぐり、国内さらには海外にも波紋が広がっている。
5日の衆議院予算委員会。
立憲民主党・森山浩行議員「森会長の謝罪会見、“逆ギレ”と報じられている。辞任をお願いするしかないのではないか」
菅首相「わたしはきのう、あってはならない発言だと申し上げた」
「女性がたくさん入っている会議は時間がかかる」といった発言について、東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長(83)は、4日に謝罪したが、その波紋はさらに広がっている。
小池都知事「私自身も絶句したし、あってはならない発言だった。ボランティア辞退の話とか、そもそも抗議の電話がたくさんきていると聞いている」
東京都には、「森会長を辞めさせるべきだ」といった苦情が、5日夕方までに542件寄せられ、ボランティアの辞退も、正午までに14件確認されているという。
ボランティアを予定していた人「森会長の差別的な意識とか思想というところに、賛同してしまうことになるのではないかと感じて、辞めようと思いました」
苦言は、与党や菅内閣の閣僚たちからも。
荻生田文科相「発言の内容については承知しているし、不適切な発言だと思う」
小比木国家公安委員長「厳しいでしょうね。許されないと思う」
公明党・石井幹事長「言葉通り、猛省をしていただきたい。ご自身の出処進退は、ご自身で判断されると思う」
そして、海外からも。
フランスの元閣僚は、ツイッターで、皮肉を込めて批判した。
フランスの元閣僚「女性は簡潔にものを言えます。あなたに対しては『黙りなさい』という一言で十分です」
こうした中、小池知事は、5日午後の会見で、森会長から謝罪の電話があったと明かした。
小池都知事「本当に申し訳ないと。この発言については、心底撤回するという話があった」、「(女性蔑視ととれる発言をする森会長を、大会トップとして続投を容認する?)大会の開催をどのようにして可能にしていくのか、それを最大のポイントとして進めていきたい」
橋本五輪相「昨夜、私もバッハ会長から電話連絡いただき、しっかりやっていくと話をした。(森会長には)引き続き、対応というものに、しっかりとした努力をしてほしいと思う。同じことが繰り返されないように」
また、JOC(日本オリンピック委員会)の山下会長は、「不適切な発言だった」としたうえで、森会長の進退については「最後まで全うしていただきたい」と述べた。
(FNNプライムオンライン2月6日掲載。元記事はこちら)
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