ワクチン接種 準備急ピッチ 日本到着あと6日 困惑も...

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ワクチンの到着予定まで、あと6日。
各自治体で、ワクチン接種の準備が加速している。

茨城県内の工場では、ワクチン接種の痛みを最小限に抑えるというあるものが作られている。

ベースとなるのは、直径1mm以下の非常に細い金属の筒。

これを短くカットしたあと、磨いて先端をとがらせていく。

完成したのは注射針。

採血に使われる注射針とワクチン用の注射針を比べた画像を見てみると、ワクチン用の注射針のほうが細く、短いことがわかる。

新型コロナワクチンの接種のため、国内外で莫大(ばくだい)な量が必要となる注射針。

生産は急ピッチで進められている。

ミサワ医科工業 本社工場・竹内千枝子工場長「国内向け・海外向け、あわせて毎月5,000万本~6,000万本を生産しています」

政府のスケジュール案では、6日後の14日には、ファイザー社のワクチンが日本に到着する予定。

15日に厚労省が正式に承認し、17日にも医療従事者への先行接種が始まる見通し。

その後の集団接種を実際に取り仕切るのは、各自治体。

神奈川・海老名市のワクチン接種準備チームは、独自の接種シミュレーションを行うための準備を進めていた。

接種の目標は、1時間に80人。

効率良く接種するための秘策として、室内にテントが設置されていた。

海老名市 健康推進課 ワクチン接種準備チーム・石垣静香さん「災害があったときに避難所で活用できるように整備していたもの。しっかりとプライバシーを保護できている。そういったところから、こちらは相談コーナーとして使えるのではないかということで」

持病などの相談が必要な市民には、別の場所に相談コーナーを設けることで、接種全体の流れをスムーズに行う計画。

接種に向け準備が進む一方で、自治体では、どうしても進められないこともあった。

石垣静香さん「自分たちで決められるところは詰めていくスタンスをとっているが、スケジュールが決まっていないので、まだ、どこの会場で、いつ接種できるかというご案内が(市民に)できていない」

8日、菅首相は、国会で、日本のワクチン接種が欧米諸国に比べて遅れているとの指摘に、「わが国は、感染者数が欧米諸国より1桁以上少なく、治験での発症者数が集まらなくて、治験の結果が出るまで、かなり時間を要するということが1つ。やはり日本人を対象として、一定の治験を行う必要があることなど、有効性・安全性に配慮した結果、時間が要した」と答えた。

こうした中、イギリスの製薬大手・アストラゼネカは、開発したワクチンが、南アフリカ型の変異ウイルスに対して効果があるのかを調べた試験結果を発表した。

発表されたのは、主に若年層を対象にした、小規模な臨床試験の初期段階の結果について。

南アフリカ型の変異ウイルスに対しては、軽い症状が出ることを防ぐ効果は、限定的だったという。

また、重症化を防ぐ効果については、確認できていないとしている。

アストラゼネカは、変異ウイルスに対応したワクチンについて、2021年の秋の供給を目指し、開発を進めるとしている。

(FNNプライムオンライン2月8日掲載。元記事はこちら

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