森会長発言にIOC「不適切」 スポンサー企業からも苦言


国の内外で波紋を広げている森会長の発言について、IOC(国際オリンピック委員会)は、「全く不適切で、IOCの理念と反する」と厳しく批判した。

白いジャケットに、胸ポケットの白いバラ。

白い装いで9日午後の衆議院本会議に臨んだのは、野党の議員たち。

白は、アメリカで女性の参政権を訴えるシンボルカラー。

東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森会長の発言に対する抗議の意思を示した。

橋本五輪相「信頼を回復して、さらなる多様性と調和をしっかり発信する大会にするべく努力していく」

森会長の発言をめぐる波紋。

2月4日に「この問題は決着したと考えている」との声明を出していたIOCは、9日にあらためて声明を出し、「全く不適切で、IOCの理念と反する」と厳しく批判。

さらに、男女平等に関する11項目にのぼる具体的な事例や成果をあげ、理念の重要性をあらためて強調した。

一方、組織委員会は、8日に行われた感染対策についての大会スポンサー企業への説明会の中で、森会長の発言について説明。

スポンサー企業からは、苦言を呈する声が相次いでいる。

JR東日本・深澤祐二代表取締役社長「オリンピック・パラリンピックの精神からいいまして、非常に不適切なご発言だと考えています」

取材に対し、NECは、「ジェンダーの平等は、東京2020大会の基本原則であり、今回の発言は、東京2020大会のビジョンである多様性と調和に反するものと捉えている」とコメント。

また、P&Gや日本生命、リクシルなどは、組織委員会に対して遺憾の意を表明。

明治も、「大会スポンサーとして大変残念」とコメントしている。

ボランティアを辞退する動きも広がっている。

東京都が募集したボランティアを辞退する人は、9日までに40人以上増えて、少なくとも97人になった。

大会組織委員会は、森会長の発言を受け、臨時会合を12日にも開催する方向で調整している。

(FNNプライムオンライン2月10日掲載。元記事はこちら

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