出産前に再婚すれば「現夫の子」 女性の「再婚禁止期間」廃止へ


再婚後の子ども・出産は、現在の夫の子どもに。
明治時代からのルールが変わろうとしている。

妊娠や出産の時期によって、父親は誰なのか定める「嫡出推定」。

戸籍を決めるうえで欠かせない法律だが、できたのは明治時代。

現在は、離婚後、妊娠期間に相当する300日以内に生まれた子どもは、前の夫の子どもとなり、再婚から200日たったあとに生まれた子どもは、今の夫の子どもとなる。

妊娠した女性は、離婚後、100日たたないと再婚できない再婚禁止期間が定められている。

さらに、夫からDVを受け逃げていたり、離婚の成立が長引くケースなど、結婚した状態のまま別の男性との間に子どもが生まれた場合、戸籍上は夫の子どもとなってしまうために、出生届を提出できず、子どもは無戸籍に。

実際に、息子が4年11カ月、無戸籍だったという柴田ゆかりさん(51)は。

息子が幼少期に無戸籍だった柴田さん「戸籍がないってことは、国家資格を取れない・免許が取れない。わたしに何かあったら、“この子はこれからどうなるんだろう”って怖くて仕方がなかった」

9日に行われた法制審議会の部会では、この嫡出推定を見直す中間試案がまとめられた。

中間試案では、再婚しなかった場合の300日規定は残したまま。

出産をした時点で再婚をしていれば、これまでとは異なり、今の夫の子どもに。

そして、再婚禁止期間も撤廃するとしている。

無戸籍の人たちを支援する高取由弥子弁護士は、今回の試案は、女性にとってメリットもあるという。

無戸籍の人たちを支援する高取弁護士「女性だけにあった100日の再婚禁止期間がなくなると、男性と同じように女性の再スタートが早期にはかれる」

一方で、出産間近になっても離婚協議が長引けば、再婚もできず、前の夫の子どもとなってしまう場合もあると指摘。

さらに...。

無戸籍の人たちを支援する高取弁護士「夫からDV被害を受けて逃げた母親が、離婚成立前に別の男性との間に子が生まれるなどが典型的なケースであり、子どもと自分を守るために無戸籍にしてしまうケースが相当数ある」

(FNNプライムオンライン2月10日掲載。元記事はこちら

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