BPO「重大な放送倫理違反」 フジテレビ世論調査
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BPO(放送倫理・番組向上機構)の放送倫理検証委員会は、架空データが含まれた世論調査を放送したフジテレビのニュース番組に、「重大な放送倫理違反があった」との意見を発表した。
フジテレビは、2019年5月から2020年5月までの14回のFNN・産経合同世論調査を18本のニュースで放送したが、調査会社が再委託した会社の現場責任者が、一部のデータを架空入力していた。
BPOは、「フジテレビの担当者1人に業務が集中していた」と体制の問題点などを指摘した。
そのうえで、「フジテレビは架空データ作成に関与しておらず、意図的な作為もなかったが、世論調査を調査会社に任せ、架空データが含まれた調査結果を1年余りにわたって放送したことは市民の信頼を大きく裏切ったもので、世論調査の信頼性に影響を及ぼしたことも否めない」として、重大な放送倫理違反があったと判断した。
フジテレビは、決定を極めて重く、かつ真摯(しんし)に受け止め、今後の世論調査の報道に生かしてまいります。
世論調査は先月再開しましたが、不正防止策を徹底し、視聴者の信頼回復に努めてまいります。
(FNNプライムオンライン2月10日掲載。元記事はこちら)
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