森会長発言に抗議 聖火ランナーが辞退 「心に届く会見ではない」


森会長の女性蔑視発言に国の内外からの批判が収まらない中、その余波は聖火ランナーにも広がっている。

小池都知事「きのうまでにメールと電話で約1,400件の抗議がきている。皆さんに不快な思いをさせてしまって、開催都市の長として、とても残念に思っている」

東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森会長の女性蔑視発言を受け、東京都が募集した都市ボランティアの辞退者が相次ぐ中、また1人、“抗議の辞退”を決めた。

聖火ランナーを辞退した坪倉新治さん(57)「黙認するということは、賛同していることと同じだから、自分の聖火リレーの権利を放棄してまでも、声としてあげたい」

福島・田村市の会社員、坪倉新治さん。
3月25日に福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」を出発する聖火リレーに、県選出のランナーとして、およそ200メートルのルートを走る予定だった。

坪倉さん「(走るにあたり)一言では言えない、いろんな思いとか、復興から今までの10年間をいろいろと思い浮かべながら、未来に向かってオリンピックを成功させていければいいなという思いで楽しみにしていた」

震災から10年。
聖火ランナーが被災地にとって少しでも明るい材料になってほしいという思いから、毎日走り込み、当日に備えてきた坪倉さん。

しかし、森会長の発言を受け、組織委員会から届いた聖火ランナーへの謝罪メールに返信する形で辞退の意向を示した。

坪倉さん「福島は風評被害というものをここ10年受けてきて、その中で避難している人たちはかなりの苦痛を味わったと感じている。会見を見ても、あまり心に届くような会見ではないし、まして女性が見たら、謝罪になっていない」

森会長の発言で広がる、ボランティアや聖火ランナー辞退の動き。

こうした中、組織委員会は森会長の発言を受け、12日の午後3時から、理事会と評議員会の合同懇談会を開催すると発表。

今回の発言と今後の男女共同参画に関する組織委員会の取り組みについて、忌憚(きたん)のないご意見を賜るとし、森会長の進退については触れていないが、ある大会関係者は、「森会長に厳しい意見が向けられるようだ」と話している。

(FNNプライムオンライン2月11日掲載。元記事はこちら

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