森喜朗会長辞任の意向に厳しい声...後任に84歳川淵三郎氏で調整


“女性蔑視”ともとれる発言が問題視されてきた、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長。

11日、辞任の方向で調整を進めていることが、関係者の話からわかった。

急転直下の降板劇に、街の人は。

10代「知らなかったです。責任があるので仕方ないかなと。コロナ禍で大変な中で、ピリピリしている時期だと思うんですけど、その中での発言はダメ」

20代「海外の人も、あまり協力的にならないかなと。それでうまくいかなかったら、しょうがないかなと」

街で多く聞かれたのは、「辞任やむなし」の声。

さらに、森会長の地元・石川県でも。

森会長の地元・石川県に住む女性「いやー、ないですね。時代に合わないのかなと思います」

あの発言から、1週間余り。
当初は、発言の撤回と謝罪で乗り切ろうとした森会長。

組織委員会の幹部は、「結局、周りからの圧力に耐え切れなかったということだろう」と話している。

また、別の幹部は、「辞任については、われわれに1mmも連絡がなく、とても残念。これでは、組織としての士気が下がる」と落胆の声をもらした。

また、オリンピックのスポンサー関係者の1人は、こんな本音を口にした。

五輪スポンサー関係者「みんなからバッシングを受けている人よりは、よく思われている人の方がいい。みんなから祝福されて、望まれる大会になってほしいという思いなので」

日本卓球協会の宮﨑強化本部長は、あの発言の場にいた、JOC(日本オリンピック委員会)のメンバーに、苦言を呈している。

日本卓球協会・宮﨑強化本部長「会議の場で、森会長が発言した時にいさめておけば、このような問題に発展しません。違うことに対し、“違う”と発言できない方が多くJOCにいたことも問題だと思います」

森会長の後任候補として調整が進められているのが、日本サッカー協会相談役の川淵三郎さん。

森会長の1歳年上の84歳。

日本サッカー協会相談役・川淵三郎氏は2020年2月、「安心で安全なオリンピック・パラリンピック選手村になるよう、ベストを尽くしたい」と話していた。

現在、組織委員会の評議員と、オリンピック・パラリンピック選手村の村長も務めている。

川淵氏は、サッカー選手として、前回の東京オリンピックにも出場。

Jリーグの初代チェアマンとして、日本サッカー界の発展に尽力したほか、日本バスケットボール協会会長として、Bリーグを創設するなど、スポーツ界の大功労者。

この後任人事に関する街の反応は、さまざま。

街の人「正直、これだって人いないので、とりあえず誰か代わってもらって、やってみるしかない」、「もっと若い方でスポーツ経験されて、アスリートの気持ちとか、世の中の動きに敏感な方に就いていただくと、うまく進むのではないか」

国の内外から非難を浴びることになった発言は、2月3日の会合で飛び出した。

森会長は、3日のJOC評議員会で、「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」と発言。

この翌日、謝罪会見に臨み、続投の意思を表明。

大会組織委・森会長は4日、「(オリンピック精神に反するという話もされたが、そういう方が組織委の会長に適任なのか?)さあ? あなたはどう思いますか」、「(わたしは適任ではないと思う)じゃあ、そういうふうに承っておきます」と話していた。

なぜ森会長は、続投の考えを変えたのか。

そのきっかけとなったとみられるのが、会見後に巻き起こった批判の嵐。

大会ボランティアや聖火ランナーが、次々と参加を辞退する異例の事態にも発展した。

こうした動きを受け、当初は「森会長の謝罪で、この問題は終了」との立場だった、IOC(国際オリンピック委員会)も、態度を一転。

森会長の発言は「不適切」との声明を発表するに至った。

組織委員会は、12日午後3時から、理事会と評議員会の合同懇談会を開催。

森会長も出席する予定。

(FNNプライムオンライン2月11日掲載。元記事はこちら

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