「東日本大震災の余震と考えられる」福島・宮城で震度6強受け気象庁が記者会見
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東北地方で震度6強を観測する強い地震を受け、気象庁は14日午前1時10分から記者会見を行った。
2月13日午後11時8分ごろの福島県沖の地震について説明いたします。
最大震度6強を観測しております。
揺れの強かった地域では、家屋の倒壊や土砂災害などの危険性が高まっていますので、今後の地震活動や降雨の状況に十分注意して、やむを得ない事情がない限り、危険な場所に立ち入らないなど、身の安全を図るよう心がけてください。
地震発生から1週間程度、最大震度6強程度の地震に注意してください。
検知時刻は2月13日午後11時8分、発生時刻2月13日午後11時7分です。
マグニチュードは暫定値で7.3。
場所および深さは、福島県沖深さ55kmと暫定値で決まっております。
発震機構は西北西東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型です。
震度は最大震度6強で、宮城県の蔵王町、福島県の国見町、相馬市、新地町で最大震度6強を観測したほか、北海道から中国地方にかけて震度6弱から1を観測しております。
今回の地震は、2011年東北地方太平洋沖地震の余震と考えられます。
次に防災上の留意事項です。
この地震により、青森県太平洋沿岸、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、千葉県九十九里、外房で若干の海面変動が予想されますが、被害の心配はありません。
揺れの強かった地域では、家屋の倒壊や土砂災害などの危険性が高まっていますので、今後の地震活動や降雨の状況に十分注意し、やむを得ない事情がない限り、危険な場所に立ち入らないなど、身の安全を図るよう心がけてください。
過去の事例では、大規模地震発生後に同程度の地震が発生した割合は1~2割あることから、揺れの強かった地域では、地震発生から1週間程度、最大震度6強程度の地震に注意してください。
特に、今後2~3日程度は、規模の大きな地震が発生することが多くあります。
また、東北地方太平洋沖地震の余震活動は、全体として徐々に低下している傾向にあるものの、1年あたりの地震の発生数は、東北地方太平洋沖地震の発生前より多い状態が続いていますので、引き続き注意してください。
地震活動の状況ですが、今回の地震発生後、14日午前0時40分現在、震度1以上を観測した地震が12回発生しています。
長周期地震動の観測状況としては、福島県中通りで長周期地震動階級4を観測しました。
この地域の高層ビル高層階等では、立っていることができず、はわないと動けない、固定していない家具の大半が移動し倒れるものもあるなどの、非常に大きな揺れになった可能性があります。
緊急地震速報の発表状況ですが、この地震に対し、地震波検知から10.0秒後の23時8分2秒に緊急地震速報の警報を発表しました。
(FNNプライムオンライン2月14日掲載。元記事はこちら)
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