“菅家”は夫婦別姓でもいい?菅首相の答えは… 国会で直球質問


「菅首相は自身の子どもの家庭が夫婦別姓でも構わないですか?」こんな議論が国会で交わされた。

15日の衆院予算委員会で、立憲民主党の大河原雅子議員は菅首相に対し、選択的夫婦別姓制度を導入すべきだという視点から次のように質問を重ねた。

大河原議員「選択的夫婦別姓。総理の考えでは家族は一つの氏でないとならないと思いますか」

菅首相「今後、別氏とかいろいろなことについても、そこは結婚すれば本人たちが判断すべきだという、そこはそういう考え方でありました」(野党席から拍手)

大河原議員「とてもいいお答えをいただきました。菅総理自身が一人一人の尊厳を守る所にちゃんと軸足があるんだということで、ぜひこのことをこれから先の答弁でも言っていただきたいと思う。別姓を認める、もちろん選択的に。その人たちが決めればそのようにしてあげたいというお気持ちですよね。今一度お答えください」

菅首相「それぞれの子供はそれぞれの判断をすべきということが私は自然なことだと思っています。まず別氏の問題となると、これについてはわが国の家族の在り方に関わる事柄で、現実問題として国民の間にさまざまな意見があることは事実じゃないですか。そういう中で政府としては男女共同参画基本計画に基づいて、夫婦の氏の制度に関する具体的な制度のあり方に関しては国民各層の意見や国会における議論を注視して検討していきたい。それは政府の立場としては当然だと思います。私自身、先ほどの家族の中で子供が独立した場合は、私がそういう風に申し上げていたということです」

大河原議員「総理のお宅は男の子さんが3人とうかがいました。今、一般的に結婚して夫の名字を選ぶ方が多いんです。でも総理は今、当事者同士が話し合って決めればいいんだと。そういう意味では、菅という名字の方と、お連れ合いの方の名字を名乗る方がいても不思議ではないんだと判断しました。私も同じです。皆さん確認をしたいということで、どうでしょう。菅という名字に統一されなくても別に構わないでよろしいでしょうか」

菅首相「私は結婚したら本人同士が判断すべきだということをずっと言ってきています」

大河原議員「今の菅家に別の名字が入ってきても、止めるものではないし、当事者たちが決めれば良いと。選択的夫婦別姓ってそういうことですよね」

菅首相は自身の息子の家庭でも本人の判断が尊重されるべきだとして選択的夫婦別姓に一定の理解を示し、その上で「国民各層の意見や国会における議論を注視して検討を進めたい」と述べた。

大河原議員は、菅首相の答弁を受け改めて早期の導入を訴えた。
また、この選択的夫婦別姓をめぐるやりとりに先だって、菅首相の家族観についての議論となった。

大河原議員「菅首相の家族観についてお聞かせください」

菅首相「家族観についてということですが、個人的には家族というものは絆で結ばれており、お互いがそれぞれ尊重しあいながら助け合っていくものだという風に思っています」

大河原議員「一人一人の家族の構成員は独立した人格であり、それぞれが認め合い尊敬し合い、そういう関係だと思う。ただ菅総理があるべき社会像、そこに自助・共助・公助そして絆とおっしゃったので、家族についてどうお考えかなと。特に自民党の以前の改憲案で24条を改正しようとしている方々の考えがなかなか見えてこないということもあり、ここで例えば子供を育てる時に総理は何を大事に子どもたちに伝えていくのか、それぞれのご家庭でいろんな子育ての思いがあると思う。私も3人子どもがいるが、まずは『ウソをつかないこと』『人に迷惑をかけないこと』そのことは最初に教えた。総理のお宅ではどうなんでしょうか」

菅首相「その2つは一緒です。もう1つ私が子どもに言ってきたのは、やはり自分のことは自分で責任を持って生きていく、そのことは強く言って育ててきました」

(FNNプライムオンライン2月15日掲載。元記事はこちら

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