雨漏りも...被災地に激しい雨 東北新幹線 復旧に約10日
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被災地の復旧を雨が阻んでいる。
最大震度6強の地震を観測した福島・新地町では、およそ1,500戸の住宅で、屋根の瓦が落ちる被害が発生。
役場では、雨に備え、ブルーシートの配布が始まり、住民たちが長い列を作っていた。
住民「屋根とか壊れたので、雨漏りするのが心配なので、やっぱりそれはカバーしておかないと。(持っている分では足りない?)足りないですね。壁とかも」
新地町では、1時間の雨量が2月の観測史上最大となり、雨漏りに悩まされるお宅も。
足が悪く、屋根の修復が難しかったという志小田正之さんのお宅では、近所の人がブルーシートをかぶせてくれたというが、全体を覆うことはできず、数カ所で雨漏りが。
カーテンや畳にも雨水がしみ込んでいた。
志小田正之さん「10年前の地震の時は、いくらかそっちの瓦が崩れたけど、その時は雨漏りはしなかった。不安でしょうがないですね、どうしたらいいかと思って。早く雨がやんでもらえればいいなと、こんなに強く降るとは思わなかった」
13日、震度6強の地震を観測した福島・相馬市では、雨に備えて避難所を開設。
一時、最大で92人が避難した。
震度6弱を観測した宮城・山元町では一時、最大で2,900戸に及ぶ断水が発生。
町内3カ所に、給水場設置して対応している。
住民「顔も洗ってないから、お湯を沸かして使おうと思う」、「お皿にラップをして食事したり、できるだけ洗い物を少なくした。10年前の(東日本大震災の)経験がいきている」
山元町によると、水道管の漏水が多数確認されていて、断水の解消は、16日以降になる見通しだという。
今回の地震によるけが人は、これまでに福島県で83人、宮城県で52人など、全国で154人が確認されている。
交通機関にも影響が出ている。
東北新幹線は、那須塩原駅と盛岡駅の間で運転を見合わせていて、仙台駅の窓口には、チケットを払い戻す人の姿が。
払い戻しに来た人「(仕事は)延期です。開通したら、あらためて予定を組んで、その時に行きたいなと思う」
一ノ関 - 盛岡間では、16日に運転を再開、臨時ダイヤで運転する見込み。
また、全日空と日本航空は、仙台空港と羽田空港を結ぶ便など、東北発着の臨時便を運航している。
仙台から来た人「月曜日の朝くらいに新幹線で帰ろうとしたけど、なんとかして帰らないといけないと思って探している時に飛行機があったので」
東北新幹線の復旧には、10日ほどかかる見通し。
(FNNプライムオンライン2月16日掲載。元記事はこちら)
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