福島県の“秘境駅”赤岩駅が3月12日に廃止…どんな場所にあるのかJRに聞いた

社会

福島県福島市にある奥羽本線「赤岩駅」。現在は全列車通過となっている駅なのだが、JR東日本が1月20日、3月12日で廃止すると発表した。

1910年10月に開業した赤岩駅は、福島駅と青森駅を繋ぐ奥羽本線にある無人駅で、訪れるのも大変な山間部にあることなどから、鉄道ファンの間では「秘境駅」とも呼ばれているという。

利用者がほとんどいなくなったことなどから、2012年12月から「冬期間の全列車通過」、2017年3月からは「全列車通過」の駅となり、今回の廃止の公表をもって駅構内への立ち入りも禁止された。


そんな赤岩駅の廃止を惜しむ声は、Twitterにも広がっている。

それがこちら。

赤岩駅追悼…

このようなコメントとともに、普段からバイクによく乗っているという「雪風」(@Yukikaze1984)さんが投稿したのは、2020年6月に撮影した赤岩駅の画像。

綺麗な青空が広がり、そしてそびえる山。どこにでもあるような田舎の駅だが、やはり人は誰もおらず寂しい雰囲気を感じる。

赤岩駅廃止についてTwitterでは「赤岩駅廃止か残念だなぁ」「赤岩駅お疲れ様でした」など声があり、話題となっている。

そんな赤岩駅だが、2017年から全列車が通過しており、利用する人が一人もいないにも関わらず、なぜこのタイミングで廃止にしたのか? JR東日本の担当者にお話を伺った。

駅へのアクセスの問題があり廃止決定までに時間

ーー廃止の理由を教えて

赤岩駅は2017年3月26日から全列車が通過する駅であり、今後も利用が見込めないことから3月12日(金)をもって廃止することとしました。


ーーかつては多くの人が利用していた?

冬季・通年通過を実施前の数年間、1日の平均乗車人員は「0人」でした。利用者がいた頃の乗客数のデータは分かりかねます。


ーーどんな駅?

福島県福島市の山間部にあり、最寄の集落から徒歩30分ほどのところに位置する駅です。

(提供:JR東日本仙台支社)
(提供:JR東日本仙台支社)

ーーなぜ停車する列車をなくした?

ご利用のお客さまが近年ほとんどおらず、また、除雪が困難な山間部に位置し、冬季は最寄りの住宅からアクセスすることも非常に困難です。

また、輸送障害時及び最終列車で間違って降車されたお客さまを救済できない状況にも陥る可能性があるため、お客さまの安全を考慮し、全列車通過となりました。

2012年12月より冬期間全列車通過、2017年3月より全列車が停車しない駅となりました。


ーーでは今まで残していたの理由は?

駅へのアクセスの問題があったこと、無人駅であるため駅の状況を把握していなかった為駅廃止決定までに時間を要しました。

(提供:JR東日本仙台支社)
(提供:JR東日本仙台支社)

駅から30分の集落に3世帯

ーー周辺にはもう人は住んでいない?

駅から徒歩30分ほどのところにある集落に、3世帯がお住まいであると福島市より聞いています。


ーー車で行くことはできる?

車で行くことはできません。


ーー廃止を惜しむ声はあった?

福島県及び、福島市には事前に事柄を説明し、ご了解頂いています。また、地域住民には説明を実施しています。


ーー「列車が1本もとまらない駅」は他にもある?

仙台支社管内では猪苗代湖畔(臨時)駅があります。
 

赤岩駅
赤岩駅

現在は利用者もいないということなので仕方ないかもしれないが、100年以上も続いた駅が廃止となるのは、鉄道ファンにとっても残念なことだろう。

なおこれから訪れようとしても、すでに駅構内への立ち入りが禁止されているので、注意してほしい。

(FNNプライムオンライン2月17日掲載。元記事はこちら

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