ワクチン 17日から先行接種 健康状態を追跡調査


17日から、医療従事者に対して新型コロナウイルスワクチンの先行接種が始まり、安全性の追跡調査も行われる。

16日午後6時すぎ、東京都内の病院に到着した1台のトラック。
荷台から2つの段ボール箱が慎重に降ろされ、病院内に運ばれた。

配達員「本日ファイザーさまからの荷物を納品に伺いました。本人確認のため、病院ID、もしくは写真入りの身分証明書の提示をお願いします」

届いたのは、17日から医療従事者への先行接種が始まる、ファイザー社製の新型コロナウイルスワクチン2,340回、1,170人分。

箱などに傷がないか入念にチェックしたあとに行われたのは...。

配達員「ただいまの温度がマイナス78.8度。異常ございませんので」

マイナス75度前後での保管が必要なファイザー社のワクチン。
温度チェックが行われたあと、超低温冷凍庫に保管された。

ワクチンを受け取った病院関係者「ワクチンはコロナ対策の切り札だと感じておりました。待ち望んでいたワクチンがようやく到着して、大変安心しております」

こうした中、ワクチン接種を担当する河野規制改革相は、夕方に行った記者会見で「約4万人の医療従事者に対して、あすから接種を開始する。この4万人のうち、約2万人の医療従事者に継続的に観察日誌を記入していただいて、接種の安全性についての調査を行うことになる。2回目の接種は3月10日以降ということになる」と述べた。

そのうえで、高齢者への接種については、「高齢者につきましては以前から申し上げている通り、4月から接種を開始することを見込んでいるところ。高齢者への接種の開始の日程がなかなかお伝えできないというところは、私ももどかしく思っておりますし、ご迷惑をかけている部分を率直におわびをしなければいけない」と述べた。

また、ワクチンの供給について河野規制改革相は、「来週には第2便がわが国に到着する見込みだ」と述べた。

17日から、国内でいよいよ始まるワクチン接種。

田村厚労相「副反応の情報をしっかり出していくということが、私は国民の皆さま方にご理解をいただく一番重要なところではないかと思っている」

厚労省は、ファイザー社のワクチンを接種した場合の副反応に関する情報を公開した。

せきや呼吸困難など、接種後に急激なアレルギー反応を起こすアナフィラキシーは、アメリカではこれまでに50例。
100万回の接種で5例の割合で、まれであるとしている。

また、接種後の現象として、頭痛が50%、筋肉痛が30%、悪寒が30%などとなっていて、国内の治験でも同様の傾向が見られたという。

17日からの先行接種では、接種後の健康状態について、およそ1カ月にわたって追跡調査をすることが決まっていて、厚労省は結果を広く公表していくとしている。

(FNNプライムオンライン2月17日掲載。元記事はこちら

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