ワクチン“国内接種”始まる “接種率アップ”にあの手この手


国内初の新型コロナウイルスワクチンの接種が始まる中、自治体では、接種率アップを目指して、あの手この手の対策。

17日の日付が手書きされた、新型コロナウイルスのワクチン。

感染拡大から1年余り。
ようやく、国内でワクチンの接種が始まった。

東京医療センター・藤井由美恵看護師長「痛みはほとんど感じませんでした。第1歩になったと思って、安心しています」

17日から始まった先行接種の対象は、医療従事者、およそ4万人。

高齢者およそ3,600万人は、4月以降。

一般の人は、高齢者の接種が終わったあとになる見込み。

ワクチンの副反応などに不安を持つ人も少なくない中、いかにして接種率を上げるか。
各自治体ではすでに、あの手この手の策を練り始めている。

集団接種が予定されているのは、横須賀アリーナや市内の中心街にある百貨店・さいか屋横須賀店などになる。

百貨店・さいか屋横須賀店は、3月に営業規模を縮小して、リニューアルオープンをする予定。

それにともない、空きスペースとなる5階と6階の部分を、集団接種会場として活用するのだという。

市は、この会場を選ぶ際に、次の点を重視した。

さいか屋は、京急横須賀中央駅から徒歩10分以内と、非常に交通の便がいい場所にある。

横須賀アリーナは、最寄駅から徒歩20分ほどの場所にあり、車を持たない人にとっては不便。

そこで市は、駅に近い百貨店・さいか屋に目をつけた。

横須賀市民(70代)「自分はやりたくない方なんですよ。ここだったら、やる気が起きるかも。買い物には出てきますので」

さらに横須賀市は、より多くの人に接種を受けてもらうため、ある特典も検討。
それが、割引サービス。

横須賀市 防疫企画担当課・長谷川淳課長補佐「接種を受けたあとに、接種を受けた証明書。そちらをお店に提示していただくと、さまざまなサービスを受けられる。割引や粗品を提供したり、というようなことを考えている」

市は、さいか屋だけでなく、市内の商店街でも割引が受けられるよう、サービスを広げることも検討しているという。

さいか屋横須賀店・原幸夫店長「お客さま含めて、町がこういった“横須賀モデル”に賛同することによって、元気になって上を向いていただいて」

このほか、ワクチン接種特典として、商品券を配る自治体もある。

東武動物公園がある埼玉・宮代町では、ワクチンを接種した人に、町内で使える商品券を配ることを決めた。

埼玉・宮代町では、1回の接種につき、1,000円分の商品券を配布。
2回打てば、計2,000円分になる。

埼玉・宮代町の新井康之町長「一番は、1人でも多くの方々にワクチン接種を受けていただきたいという思いと、ご当地商品券で、地域の活性化が戻って来ればいいなと願っています」

予算は、6,000万円を見込み、財源には、国の地方創生臨時交付金を充てる考え。

商品券が使えるのは、町内にある個人経営の飲食店や小売店など。

前野屋・須藤貴志店長「お昼はそんなに変わらないが、夜は9割減ぐらい。(商品券が)起爆剤となって、町が潤っていただければと思っています」

新しい村・立石授代表取締役「お客さんも助かるし、私どもも非常に活性化、にぎやかになって、非常にいいかな」

今後のワクチン接種の本格化に向け、各自治体の取り組みも多様化していくとみられる。

(FNNプライムオンライン2月17日掲載。元記事はこちら

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