新会長 橋本聖子氏一本化の動き 本人が難色? 18日に再び検討委
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ポスト森の後任に、橋本聖子五輪相で一本化された。
しかし、調整が難航しているのか2月18日も検討委員会が開かれることになった。
2月17日午前に完全非公開で行われた“ポスト森”を選ぶ「候補者検討委員会」。
この会合では、大会組織委員会の御手洗名誉会長をトップにスポーツ庁の室伏広治長官や元体操の田中理恵氏など8人が、具体的な候補者の名前を挙げて森会長の後任候補を議論。
その結果、後任候補に橋本聖子五輪相で一本化されたことが明らかになった。
急展開の会長人事。
報道機関が速報で伝えている間も、橋本五輪相は衆議院の予算委員会に出席。
その表情は、どこか心ここにあらずのようにも見える。
委員会終了後、激励なのか麻生財務大臣から30秒にわたり言葉をかけられていた。
実は、この後任会長選びについて、橋本五輪相は、2月17日朝に否定的な考えを示していた。
橋本聖子五輪相(17日午前)「(大臣を推す声もあるが?)いえ、大臣職をしっかりまっとうしたいと思います」
夕方、組織委員会は候補者検討委員会の第3回会合を2月18日に開くと発表。
引き続き、後任選びが行われるのだろうか。
このことから、橋本五輪相が就任に難色を示しているのではないかとの見方も出ている。
自民党・下村政調会長(午後4時)「適任であることは間違いないけど、最終的には理事会で判断されることでしょうから、私のほうから理事会で選考する前からコメントするのは差し控えたい」
加藤官房長官(午後4時半すぎ)「候補者検討委員会にかかわる報道は承知しているが、組織委員会は政府と独立した法人であり、自ら判断されるべきもの」
大会組織委員会は、新たな会長に求められる資質として、「オリンピック・パラリンピックスポーツに造詣」、「ジェンダーや平等など大会理念の実現」、「国際的な活動経験や知名度があること」、「東京大会の経緯・状況を理解」、「運営能力・調整力」など5つの観点を挙げている。
橋本五輪相は、1992年のアルベールビルオリンピック・スピードスケートで銅メダルを獲得。
夏のオリンピックも自転車競技で出場し、冬と夏あわせて7回出場した、女子では最多の出場で日本を代表する“オリンピアン”だ。
1995年には、参院議員に初当選。
国会議員としてアトランタオリンピックにも出場し、現役引退後はJOCの理事に就任。
2019年9月から、五輪相を務めている。
会長候補に橋本五輪相が候補と挙がっていることについて、「イット!」に生出演した組織委員会の理事を務めるヨーコ・ゼッターランド氏はこう話す。
ヨーコ・ゼッターランド大会組織委員会理事「多くの方にマイナスイメージがついてしまった部分というのは、しっかりと修正する部分は修正していって、けん引力をもってまとめていっていただける方、そういうトップ像というものを希望いたします」
(FNNプライムオンライン2月17日掲載。元記事はこちら)
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