「私のミッションは社会の空気を変えること」 森氏後任 橋本新会長が就任


組織委員会の森前会長の後任に、橋本聖子前オリンピック・パラリンピック担当大臣(56)が就任。
「今の社会の空気を変えていく」と決意を語った。

組織委・橋本聖子新会長「東京2020組織委員会の新会長に就任した橋本聖子です」

東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の新会長に選出された、橋本聖子氏の就任会見。

その冒頭、コロナ対応に追われる医療従事者への感謝を示したうえで、まず国民に「1月のコロナの状況によって、ことしの大会開催を不安に思う方も増えているのではないかと思う。加えて今回、新会長を選ばざるを得なくなった一連の経緯は、さらに国民、都民の気持ちを困惑させるものだったのではないかと思う」と語りかけた。

自身も夏と冬、あわせて7回オリンピックに出場し、「オリンピックの申し子」と呼ばれていた橋本新会長。

大会を目指すアスリートに向けては、「コロナ禍の苦境にあって、さらに今日の世論の中で、オリンピック・パラリンピックという舞台を目指すことすら、果たして良いものかと自問自答するような日々は、本当に苦しい毎日であろうと想像している。私自身もアスリート出身の立場から、私のミッションは、参加者にとっても国民にとっても、安全最優先の大会を実現して、アスリートの皆さんが迷うことなく、この夢の舞台に立てるように、今の社会の空気を変えていくこと」と述べた。

ボランティアや聖火ランナーを辞退した人に対しては、「皆さまの中には、今までのいろいろな経過の中で、辞退をした人がいると伺っている。大会を誰よりも楽しみにしていただいていた皆さまには、もう一度、東京2020のこの大会の一翼を担っていただけるということでしたら、ぜひまたボランティアとして参加をしていただけるように、その準備もしっかりと整えていきたい」と述べた。

また、女性蔑視発言については、「あってはならない」とあらためて否定したうえで、森前会長について、「今までの森前会長の実績と経験をわたし自身が前向きに捉えて、しっかりと前に進める原動力にすることがわたし自身の会長としての役割だと思っているので、正していくべきものと継承するものと、いろいろあると思うが、しっかりと区別をしてやっていきたい」と述べた。

橋本新会長は、大会開催に向けた新型コロナ対策を最優先課題に挙げ、国民の不安を解消するために「丁寧な説明を心掛けていく」と表明。

男女平等や多様性については、月内に改革の方向性を示す方針を明らかにした。

組織委・橋本聖子新会長「史上初の延期となった大会。持続可能なオリンピック・パラリンピックを開催するために、東京モデルとしての組織委員会のレガシーづくりを、新たなオリンピック・パラリンピックの力になるように、しっかりと提言させていただきたい」

菅首相は、「(首相は新会長の選任に何か関与した?)わたし自身は、森前会長には透明でしっかり手続きをふんで、新しい会長を選出してほしいとしっかり申し上げた。(会長選出に)いろんなことがあったことは事実だと思っている。そういう中で、こうして新会長が選出されたので、橋本新会長を中心に、まとまって頑張ってほしい」

(FNNプライムオンライン2月19日掲載。元記事はこちら

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