【独自】コロナで見えた孤独と貧困 坂本“孤立担当相”


新型コロナウイルスの影響で、自殺や貧困の問題が深刻さを増している。

社会的な孤独や孤立の問題に取り組む責任者として、“孤独・孤立担当”相が新設された。

このポストに就任したのは、熊本県出身の坂本哲志1億総活躍担当相。

まだ聞き慣れない孤独・孤立担当相とは、どんな仕事を担当するのか。

そして、今、大きな問題となっている子どもの貧困問題について、本人に話を聞いた。

“孤独・孤立担当”坂本哲志1億総活躍相「コロナで引きこもる、コロナで職を失う、そのことで孤独・孤立を感じる、そこからさまざまな問題が顕在化してきた。コロナでなくても、今悩んでいる方がどういう気持ちなのか、まず探り出していかなければならない」

孤独の問題は、心理的な側面も含むため、なかなか社会の表に出ず、気づかれにくいという難しさがある。

島田彩夏キャスター「大臣にとって、孤独とはどういうものなんでしょうか?」

坂本哲志一億総活躍相「5年前の4月に熊本地震が起き、わたしはちょうど自宅にいた。町中が壊滅状態で、橋は壊れ、土砂崩れは起きていて、この先どうなるんだろうと、ぼうぜん自失となった。川や橋を元に戻していく復興は、お金や技術があればできる。最後は、その人の心をどれだけ、元の姿・元の気持ちに戻していくのか」

新型コロナウイルスの感染が広がった2020年に自殺した小中高校生が、過去最多となったことが今週、文部科学省の調べで明らかになった。

「孤独感・孤立感を感じている子どもが多い」と述べた坂本1億総活躍相が、大きな課題の1つとして取り組むのが「子どもの貧困問題」。

坂本哲志1億総活躍相「やはり一番は、親の経済状況だと思う。そのことで学習できない、みんなと一緒に行動もできない、それが最悪の場合、非行にも犯罪にもつながっていく。子どものころからのさまざまな課題をずっと延長してとらえていく形で、孤独とか孤立問題を考えていかなくてはならない」

坂本1億総活躍相は、最後に、「格差に対し、政治が救いの手を差し伸べる仕組みをどう作るか、1人も取り残さない社会を作ることが、一番大事な政治の力だ」と言葉に熱を込めた。

島田キャスター「今、起きている孤独や貧困に、すぐに届く具体的な支援が必要だと感じます」

(FNNプライムオンライン2月19日掲載。元記事はこちら

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