「記憶にない」が「会話あった」に 総務省幹部2人一転“更迭”


衛星放送関連会社に勤める菅首相の長男らによる、総務省幹部接待問題で、野党は、19日も渦中の幹部を追及した。

立憲民主党・山岡達丸衆院議員「(菅首相の長男らは)利害関係者ですよね?」

総務省・秋本情報流通行政局長「子会社である衛星放送事業者の役員を兼任していますので、利害関係者であると認識しております」

会食に参加していた総務省の秋本情報流通行政局長は19日、菅首相の長男らが、利害関係者にあたることを初めて認めた。

衛星放送を所管する総務省の職員が、利害関係者から接待を受けるのは、法令違反。

秋本局長はこれまで、菅首相の長男らと放送事業などに関わる会話をしたか聞かれ、「話題にのぼったという記憶はございません」と答弁し続けてきたが、19日は一転。

立憲民主党・森山浩行衆院議員「(放送事業に関する発言が)あったということでいいですか?」

総務省・秋本情報流通行政局長「今となっては、木田氏(東北新社)や菅氏(菅首相長男)から、BS・CS・スターチャンネルに言及する発言があったのだろうと受け止めている」

接待の場で、放送事業に関する会話があったことを事実上、認めた。

この問題をめぐっては、18日発売の「週刊文春」が、菅首相の長男と総務省幹部が、BSやスターチャンネルなど衛星放送に関する発言があったと報じ、文春オンラインで会話を録音したという音声を公開。

その衝撃について、秋本局長は、「文春報道が出たときも私自身、天を仰ぐような驚愕(きょうがく)するような思いでした。私の記憶力不足と不適切な発言を行った点は、非常に反省しています」と述べた。

音声データについては、菅首相の長男らも総務省の聞き取りに、「自分だと思う」と認めているという。

疑惑の追及が続く中、武田総務相は19日、接待を受けた4人のうち、秋本局長ら2人を異動させる人事を発表した。

事実上の更迭とみられているが、武田総務相は、その見方を否定。

武田良太総務相「私は更迭するなんて一言も言ったことはありません。諸情勢を鑑み、適材適所の配置として行うものです」

22日は、総務省が新たな調査結果を公表するとしているほか、菅首相も出席し、集中審議が行われる。

(FNNプライムオンライン2月19日掲載。元記事はこちら

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