建物に大量のウミガメ... なぜ? 異変続くアメリカ
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アメリカ・テキサス州。
建物の床を埋め尽くしているのは、ウミガメ。
小さなものから大きなものまで、その数およそ3,500匹。
廊下の奥まで、びっしりと埋まっている。
なぜ大量のウミガメが、この場所にいるのか。
原因は、異常な寒さ。
テキサス州南部の沿岸部は、1年中暖かいことで知られている。
しかし、2021年は、寒波の影響で海水の温度が急激に低下。
ウミガメが、低体温症になってしまった。
保護団体担当者「彼らは、ヒレを動かせなくなって、海面を漂っています」
ウミガメの命に関わる危険な状態に、多くのボランティアが救出作戦を始めた。
地元のコンベンションセンターを暖房で暖め、1匹ずつ、人の手で中へ運ぶ作業が続けられている。
テキサス州では、寒さで停電も起き、400万人が影響を受けたが、この施設では、なんとか電気が復旧した。
ウミガメを海へかえすには、海水の温度が15度程度に上がるまで待たなければならないという。
(FNNプライムオンライン2月19日掲載。元記事はこちら)
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