アメリカ むき出しのエンジンから炎 日本の航空会社に広がる影響

国際


アメリカで飛行中の旅客機のエンジンが壊れ、部品が落下する事故が発生した。
その影響は、日本の航空会社にも広がっている。

22日午後3時前、羽田から沖縄県の那覇空港に到着した日本航空の旅客機。
運航する機体を「ボーイング777」から、急きょ別のものに変更した。

その理由が、アメリカで起きた事故。

むき出しとなったエンジンから上がる、赤い炎。

日本時間の21日、アメリカ西部のコロラド州で、離陸直後の旅客機のエンジンが壊れ、部品が住宅街に次々と落下した。

乗客が撮影した機内の様子。
パニックになることはなく、落ち着いているように見える。

そして、無事着陸した際には、大きな拍手が上がった。

乗客「ずっと祈っていました。私の人生が、こんなふうに終わるなんて絶対信じないと」

事故を起こしたのは、ユナイテッド航空のボーイング777型機で、プラット・アンド・ホイットニー社製のエンジンを搭載していた。

今回の事故を調査しているアメリカ国家運輸安全委員会によると、エンジンの「ファンブレード」と呼ばれる部品が2枚破損していたという。

そのファンブレードとは、どのような部品なのか。

航空評論家 日本航空元機長・小林宏之氏「ファンブレードというものをわかりやすく言うと、扇風機の羽根のようなもの。1枚がだいたい1メートル近い、高速で回転している硬い金属なので、それが破損すると、遠心力でエンジンを覆っているカバーも破壊してしまう」

実は2020年12月にも、同じ型のエンジンを積んだ日本航空機が、那覇空港を離陸したあと、ファンブレードを破損し、那覇空港に緊急着陸していた。

その機体は、エンジンのカバーがめくれ上がり、ファンブレードが一部欠けていた。

当時の乗客「ガタガタ揺れて、揺れが大きかった。とにかく無事に戻れてよかったです」

3カ月もたたないうちに、またしても起きた重大なトラブル。

国土交通省は、この型のエンジンを載せている日本航空と全日空のあわせて32機の運航を停止するよう指示した。

22日、変更された機体で沖縄に到着した人からは、「急にきのう、機体変更になって、原因がこれだったんだなと。やむを得ないんじゃないですか、安全第一ですから」、「賢明だと思うよ。事故機と同じエンジンを載せた機体には乗りたくないでしょう」などの声が聞かれた。

国土交通省は今後、追加対策の必要がないかなど検討するとしている。

(FNNプライムオンライン2月22日掲載。元記事はこちら

https://www.fnn.jp/

[© Fuji News Network, Inc. All rights reserved.]

FNNニュース