水道いらず ポータブル手洗い機の可能性

経済・ビジネス


働く人に役立つプラスαな考え方に注目する「αism」。

東京・銀座の歩行者天国でも、被災地でも、途上国でも手を洗うことができる。

歩行者天国のど真ん中に置かれた装置。

ポータブルの手洗い機だが、つながっているのはバッテリーだけ。
水道管はない。

さらに、手を洗うのに使った水を飲めるレベルの水に浄化できるという。

休日の銀座で体験キャンペーンが行われていたのは、持ち運びできる循環型手洗い機「WOSH」。

ドラム缶のような見た目だが、最大の特徴は水道管がないところでも内蔵する水を繰り返し浄化して500回以上の手洗いが可能なこと。

電源があれば、いつでもどこでも清潔な水にアクセスできる。

利用者「なかなか手を洗えるところがないから、いいと思う」、「(水が)循環している? (そうです)きれいな水が出て、エコですごくいい」

2020年10月に設置した店では、アルコール消毒で手荒れを気にする来店客がよく利用しているという。

さらに...。

銀座通連合会・伊藤明副理事長「コロナの状況で街に出ること自体が怖いという人が増えてきた。こういうふうに手をきれいにして、店に入る(ことで)、街に出てきても大丈夫だよということをお客さまに示せる」

また自治体も注目していて、神奈川・鎌倉市は街中に「WOSH」を設置する実験を行っている。

鎌倉市共創計画部・比留間彰部長「(手洗い機を)人の流れに合わせて動かす(移動する)ことができるところに魅力を感じた」

開発したのは、水の循環型社会を目指すベンチャー企業「WOTA株式会社」。

WOTA株式会社・前田瑶介社長「使っている部材自体は、他社が開発したものを使わせていただいている」

ろ過にはフィルター、除菌に塩素も使うが、こうした方法は従来と変わらないという。

では、WOSHの特徴とは...。

WOTA株式会社・前田社長「特徴としては、AIを含むソフトウェアと基になるデータ。そのデータ自体を生み出すセンサーが一体となって、どういうふうにフィルターを制御すべきなのか、(浄化を)ソフトウェア部分で最適化できるようにしている」

既存の材料を使いながら、センサーとAI(人工知能)で浄化の精度を上げる技術がWOSHのポイント。

フィルター交換や消耗品、少しずつ減る水などの補充は必要だが、電源とセットで断水した被災地などでも自立して稼働。

必要に応じ、何台も設置できる。

構想から製品化まで5カ月。
水資源のSDGsとも言える、少量の水の循環利用が特徴のWOSH。

WOTA株式会社・前田社長「WOSHという製品を本当の社会インフラにすることが目標。公衆手洗いというものがスタンダードになっている状態をつくるのが目標」

(FNNプライムオンライン2月23日掲載。元記事はこちら

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