各地で「春の嵐」猛威振るう 地震に見舞われた地域では...
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各地で「春の嵐」が猛威を振るう中、福島県では、20日夜の地震で壊れた家の応急処置をするなど、雨対策に追われている。
21日午後1時ごろの東京・お台場では、強い雨と風で、傘がほとんど役に立たなくなっていた。
中には傘を差すのを諦め、走り出す人も。
発達した低気圧と湿った空気の影響で、西日本から関東にかけて、大雨となっている。
午後1時半の静岡市駿河区では、雨と風がだんだんと強まってきていて、木の枝の揺れも次第に大きくなってきていた。
神奈川県の観光地・箱根でも強い雨が降り、喫茶店の前で雨宿りする観光客の姿が。
また千葉市では、強い風で、傘がひっくり返っていた。
21日は東京・江戸川区で最大瞬間風速22.8メートルを観測するなど、各地で春の嵐となっている。
目黒区の中目黒駅前では、時折、強い風が吹いた。
街の人「(風、大丈夫ですか?)大丈夫じゃないです!」
桜の名所として知られる目黒川では、ふくらんだつぼみに、大きな雨粒がついていた。
街の人「雨なので、(桜が)散ってしまわないか心配」
今後、雨の中心は、関東から東北の太平洋側に移る見込み。
東北では20日夕方、宮城県で最大震度5強を観測する地震が発生。
塩釜市で、およそ7メートルにわたり、斜面が崩れた。
崩れた崖は、今もそのままの状態で道路をふさいでいて、道路の目の前にある家のフェンスにも被害が出ていた。
ドライブレコーダーの映像には、大きな音とともに、土砂が崩れ落ちる瞬間がとらえられていた。
また20日、震度5弱の地震を観測した福島・新地町の住民は...。
住民「また地震来て、きょうも雨って、いいかげんにしてくれという気持ち」
新地町では、2月の地震で、震度6強の揺れに襲われ、およそ1,300棟の住宅に屋根の瓦が落ちるなどの被害が出た。
今も多くの住宅に、ブルーシートがかけられている。
そうした中で予想されている大雨。
東北では、22日の朝までに、局地的に1時間に30mmの激しい雨が降り、最大瞬間風速30メートルの強風が吹くと予想されている。
相次ぐ地震で地盤が緩んでいるところもあり、土砂災害に警戒が必要となる。
(FNNプライムオンライン3月21日掲載。元記事はこちら)
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