日曜安全保障 立て続けに重要国際会議 軍事面でつばぜり合い

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今週は、日本の安全保障にかかわる重要な国際会議が相次いだ。

その一方で、中国とそれを取り巻く各国との間では、激しいつばぜり合いが行われていた。

最新映像から分析する。

3月、山口・岩国基地に飛来したのは、「アメリカ空軍最強」といわれる「F-22Aラプター戦闘機」6機。

「F-22Aラプター」は、レーダーに映りにくいステルス性だけでなく、超音速で飛び続けるなど、強力な性能を誇っている。

岩国に6機が展開するのは、史上初めてのこと。

岩国基地にF-22Aが異例の展開をした12日、日本・アメリカ・オーストラリア・インド4カ国の首脳がオンラインで首脳会談を開催。

共同声明には「海洋秩序に対する挑戦に対応する」という、中国を強く意識した言葉が盛り込まれた。

そして、「2+2」外務・防衛閣僚会議を翌日に控えた15日。
アメリカのオースティン国防長官が、横田基地にE-4Bナイトウォッチ空中指揮統制センター機で降り立った。

フジテレビ・能勢伸之解説委員「アメリカ大統領が海外に移動する際には、このE-4Bも近くに展開します。E-4Bには、空中からアメリカ軍のすべての部隊を指揮する機能があり、岩国基地でのF-22展開と合わせて、アメリカは日本周辺に、にらみを利かせているよう」

中国の海洋進出が懸念されている南シナ海は、どうなっているのか。

中国の太平洋進出の軍事拠点ともいわれる、海南島。

その衛星画像には、中国海軍最大の075型強襲揚陸艦が。

海軍陸戦隊最大1,900人、ヘリコプター30機を載せることができるなど、海から陸地に攻め入る象徴のような軍艦。

また同じ桟橋には、最大112発のミサイル連射装置が搭載された。055型駆逐艦の姿も。

軍備の増強が着々と進められているとみられる。

こうした中国の動きに、待ったをかけることになるのか。

地理上、中国が南シナ海から太平洋に進出しようとしたときに、避けて通れないのが、フィリピンの島々。

そこに目をつけたのか、インドがフィリピンに対して、ロシアと共同開発したブラモス超音速対艦ミサイルを輸出する契約を結んでいたことが判明した。

能勢解説委員「ブラモスは、最高速度マッハ2以上で標的の敵艦に向かう対艦ミサイルで、逃れるのが難しいとされる」

太平洋への進出をもくろむ中国海軍にとって、気になる動きとなるとみられる。

(FNNプライムオンライン3月21日掲載。元記事はこちら

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