「自民党」肩書で給付金詐欺 総務副大臣の元スタッフ逮捕 「事実無根」と否定も


国の持続化給付金100万円をだまし取った疑いで、副大臣の元スタッフら4人が逮捕された。

総務省の副大臣室で撮影されたとみられる写真で、熊田裕通総務副大臣の横に立つのが、事務所のスタッフだった加藤裕容疑者(34)。

加藤容疑者は3月21日、国の持続化給付金100万円をだまし取った詐欺の疑いで、ほかの3人の容疑者とともに逮捕された。

加藤容疑者が使っていた名刺には、自民党・熊田議員の事務局と記されている。

加藤容疑者は、この肩書を使って勧誘を繰り返し、複数の不正受給に指南役として関わったとみられることが新たにわかった。

逮捕前である2020年10月の電話取材に、加藤容疑者は一切の関与を否定。

加藤裕容疑者(2020年10月電話取材)「事実無根ですし、やってないです。やってないです。僕の立場でメリットがないですから。そんなことやったら大問題」

しかし、FNNが入手した2020年5月のセミナーの音声からは、別の一面が浮かび上がる。

加藤裕容疑者(2020年5月セミナーの音声)「コロナで給付金がすごくはやってますけど、私は自民党という立場を使って抜け道を知っているので、ちゃんとしとけば不正受給にはならない」

加藤容疑者は、自身が自民党の関係者であることを強調したうえで「抜け道を知っている」と発言していた。

同じ容疑で逮捕され、3月22日に送検された行政書士の檀野真澄容疑者(71)は、2020年10月、FNNの取材に、申請を代行したことを認めていた。

檀野真澄容疑者(2020年10月電話取材)「(加藤容疑者から)希望者がかなりいるので、申請の代行をしてくれないかと。それはいいよと。実際お金を受け取ったのは12人。(あわせて)1,200万円ですね」

加藤容疑者からの依頼で、12人分の申請を代行したという檀野容疑者。
あのセミナーの音声にはこう反応していた。

檀野真澄容疑者(2020年10月電話取材)「あ~この声(加藤容疑者に)間違いない。こいつバカ野郎、俺をだましやがった」

熊田副大臣の事務所によると、加藤容疑者は2019年10月から約1年間、自民党員を集めるなどの活動をしていたという。

警察は4人の認否を明らかにしていないが、加藤容疑者らが不正受給の勧誘を繰り返し、報酬を受け取っていたとみて捜査している。

(FNNプライムオンライン3月22日掲載。元記事はこちら

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