売れ残りを従業員に格安販売 食品ロス・廃棄コストを削減へ


食品ロスの削減を目的に、23日夜から東京駅で新たな取り組みがスタート。
その舞台裏を独占取材した。

23日午後9時半、行列の先には、たくさんのパンや、いなりずし、焼き鳥に焼き菓子などが雑然と並べられ、販売されている。

ここのカレーパン、30分前まではというと、JR東京駅の商業施設で売られていたもの。

商業施設の閉店時間の午後9時、1人の作業スタッフが店を訪れ、売れ残った商品を回収。
1kgあたり数百円で買い取る。

回収作業を終えると、商品を東京駅のバックヤードにある従業員の休憩室に陳列し、販売。

パンは、3つで300円、6つで500円、いなりずしは6個で300円など、価格はおよそ半額に設定されている。

そして、その対象となるお客さんは、駅員や駅の商業施設などで働く従業員およそ8,400人。

東京駅で始まったこの取り組み、その名も「レスキューデリ」。

その最大の目的は、食品ロスの削減。

国内最大級のターミナル・東京駅では、閉店までの品ぞろえの確保が求められることに加え、見込んだ客の数が天候で大きく変わるため、年間100トン程度の食品ロスが発生していた。

初日の23日、参加は12店舗で、販売した食品は、およそ43kg分だった。

雑貨店勤務の女性「1人暮らしをしているので、食品が安くなっているので助かっています」

菓子店勤務の女性「わたしは、お得な商品でうれしい気持ちなんですけど、それが結果的に、地球のためにも役立っているというのもうれしい」

割安価格で購入できるのは、駅で働く人たちにもメリットだが、商品を提供している店側は、食品ロスの削減だけでなく、廃棄コストの削減にも期待を寄せている。

BURDIGALATOKYO ショップマネジャー・森藤真美さん「(食品ロスが)多いときだと45リットルのゴミ袋で3~4袋になる。捨てるのも時間がかかるし、何よりもまだ食べられるので、それがつらかったです」

(FNNプライムオンライン3月24日掲載。元記事はこちら

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