福島を出発 聖火ランナーそれぞれの思い 121日かけ全国縦断へ
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東京オリンピックの聖火リレーが始まった。
日本のすべての都道府県を121日間かけて回る。
東日本大震災から10年を迎えた被災地・福島県で力強く燃え上がる炎。
復興五輪を大会の理念に掲げる東京オリンピックの聖火リレーが、Jヴィレッジからスタートした。
第1走者は、10年前のサッカー女子ワールドカップを制した、なでしこジャパンの優勝メンバーたち。
マスクの着用など感染対策が呼びかけられた聖火リレー。
およそ1万人のランナーが、121日間をかけて全国859の市区町村をめぐる。
なでしこジャパンから引き継いだのは、福島第1原発事故で被災した福島・広野町の高校生・大和田朝斗さん(16)。
大和田朝斗さん「福島の復興の現状が伝わればいいなと思って、自分のつなげた火によって、いろんなところを回っていくその風景を見てほしいと感じた」
地元ランナーがつなげる希望の灯。
福島県では25日、桜の開花が発表され、ランナーの背中を後押しした。
その桜が咲き誇る広野町を走ったのは、桜を植えることで福島の復興を発信してきた西本由美子さん。
西本由美子さん「わたしたちの走りを喜んでいるように、誇らしげに咲いていたと思う。復興が10年で終わりという人もいるかもしれないが、わたしたちの中では新たな復興の始まりかな」
つながった復興への思い。
希望の炎はあすへと託された。
(FNNプライムオンライン3月26日掲載。元記事はこちら)
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