男女とも高音“聴力”低下 20代女性の“老化”が顕著
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40代以下の日本人の聴力が、低下傾向に。
特に20代の女性の聴力が、老化が進んでいるという。
外出自粛や在宅ワークなどで増えるイヤホン、ヘッドホンを使ったオンライン会議や、スマホでの音楽、ゲームの時間。
こうした日々の習慣が、聴力へ悪影響を与えているおそれがある。
東京医療センターと慶應大学の共同研究で、40代以下の日本人の男女ともに、高い音に対する聴力が2000年以降、低下傾向にあることが明らかに。
中でも、20代の女性にその傾向が強く表れ、20歳分老化していることがわかった。
これについて、研究チームでは、音楽の鑑賞スタイルが原因とみている。
東京医療センター 聴覚障害研究室・和佐野浩一郎室長「若い人は、4,000ヘルツの高い音の聞こえが悪くなっている。いろいろな音のダメージが蓄積しつつありますと。音楽などを気軽に聴けるようになり、便利になったしわ寄せが来ているんじゃないかなと思っています」
実際に、街の女性たちに普段のイヤホンの使い方を聞いてみると。
20代女性「(1日でどれくらいイヤホンを使う?)通勤の時とか、行き帰り。家でも没頭したいときはつけちゃいます。(周りの)音をシャットダウンして、集中したいとき」
20代女性「イヤホンしながらYouTube聴いたりしていて、そのまま寝落ちするのが日常生活になり始めている。やばいですね」
研究チームでは、若いころに聴力が低下すると、高齢になった際の低下がさらにひどくなる可能性もあるということで、対策を呼びかけている。
(FNNプライムオンライン3月29日掲載。元記事はこちら)
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