大坂 聖火リレー「中止すべき」 「まん延防止」適用で吉村知事


1日午後、大阪と兵庫、そして宮城に「まん延防止等重点措置」の適用が正式決定される。

こうした中、大阪府の吉村知事は、大阪市内の聖火リレーを中止すべきとの考えを示した。

聖火リレー8日目。

1日は長野・軽井沢町でスタートした。

午前は、カーリングで平昌(ピョンチャン)オリンピックに出場した両角友佑選手。

午後は、スキーモーグルで5大会連続入賞を果たした上村愛子さんら、地元ゆかりのアスリートが走った。

沿道に集まった観客は、声援ではなく、拍手で応援。

一方で、イベント会場の周りには、ランナーをひと目見ようと多くの人が集まり、やや密集気味の場面も見られた。

こうした状況への懸念から、大阪府の吉村知事は、ある考えを示した。

吉村知事「私自身は、大阪市内の聖火リレーは中止すべきだと思っている。組織委員会との協議に入りたい」

来週5日から、「まん延防止等重点措置」の対象地域となる大阪市。

聖火ランナーが大阪市を走るのは、4月14日で、まん延防止措置の期間内となる。

これまでの聖火リレーでは一時、「密」状態になる場面があった。

まん延防止措置が適用されれば、外出自粛をお願いすることになるとして、大阪市内での聖火リレーを中止すべきだとした吉村知事。

大阪市以外では、感染対策を徹底したうえで実施する方向。

突然の表明に、大阪市でランナーを務める予定の山本さんは困惑していた。

大阪市の聖火ランナー・山本さん「47都道府県をつないでいくというのが、コロナの中で意義がある。もうちょっと時間をかけて考えることができないのかなと思う。僕はいつでも、スタンバイしてます」

吉村知事の考えについて問われた西村経済再生相は、「必要に応じて、公道での聖火リレーを見合わせて、セレブレーション会場での無観客で点火セレモニーのみを実施する場合もありうる」と回答した。

1日、616人の感染が確認された大阪府。

3月31日の599人を上回る、2020年1月以来の水準。

政府はこのあと、大阪府に加え、兵庫県、宮城県の3府県にまん延防止等重点措置を全国で初めて適用することを正式に決める方針。

期間は来週5日からゴールデンウィークの5月5日まで。

適用されれば、地域を限定し、飲食店などに時短営業の命令が出せるようになり、応じなければ最大20万円の過料を科すこともできる。

対象に加わったのは、3月31日に過去最多の200人に達した宮城県。

宮城県・村井知事「今の対策だけではかなり厳しい。潮目が変わってきた」

一時は、まん延防止措置を求めない姿勢を示していた村井知事も、措置の受け入れに、かじを切った。

3月31日は、宣言解除以降で最も多い211人の感染が確認された兵庫県。

1日は、199人だった。

兵庫県・井戸知事「変異株が通常株に変わりつつある。これだけでは言い切れないが、そういう兆候がある」

この変異ウイルス。

FNNの取材で、首都・東京でも水面下での広がりが強く懸念される事態となっていることがわかった。

昭和大学病院・相良博典院長「より多くの方たちが、変異株に感染しているんじゃないか」

東京では1日、宣言の解除後最多となる、475人の感染を確認。

変異ウイルスが猛威を振るう関西エリアに続き、東京も変異による第4波に危機感が高まっている。

(FNNプライムオンライン4月1日掲載。元記事はこちら

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