東京ディズニー 入園2万人に “緩和の春”襲う変異ウイルス
Newsfrom Japan
- English
- 日本語
- 简体字
- 繁體字
- Français
- Español
- العربية
- Русский
新年度に入った4月1日。
東京ディズニーランドでは、初めての本格的な屋内シアターとして、「ファンタジーランド・フォレストシアター」がオープンした。
オリエンタルランドは1日から、東京ディズニーランドの営業を午後8時まで、ディズニーシーを午後9時までに延長。
また、入園者数の上限も、1万人から2万人に引き上げた。
多くの人でにぎわい、一部には行列もできた園内。
今回の人数の緩和に、来園者には、複雑な気持ちもあるようだった。
ディズニーシー来園者「人すごいいるなというのがあった。5,000人の時は、周り見ても閑散としている感じだった」、「入園待ちした。きょうは30分くらい」
首都圏に日常が戻りつつある中、東京都では1日、新たに475人の感染が確認された。
その東京で懸念されているのが、変異ウイルスの存在。
厚生労働省の調査によると、これまでの変異ウイルス感染者は、3月30日時点で34都道府県あわせて678人にのぼっているが、東京は、比較的少ない数にとどまっている。
しかし東京の医師は、水面下での変異ウイルス拡大を指摘する。
昭和大学病院・相良博典院長「いま東京都の中でも、現時点で10%くらいしか調べられていない。きちんとまだ把握していないのが現状。より多くの人たちが、変異株に感染しているのではないか」
この病院が自主的に検査したところ、コロナ入院患者11人のうち、少なくとも5人が変異ウイルスに感染していたことが判明。
いわば“隠れ変異ウイルス”が広がっている可能性が浮上した。
コロナ感染者に対する変異ウイルスの検査数は、兵庫県では6割を超えているものの、東京都は1割程度。
政府は、全国で4割まで高める方針。
検査数が少ない理由について、小池都知事は「東京都の場合は民間による検査数が多く、検体を届けてもらうなどの協力が必要となる」と説明している。
(FNNプライムオンライン4月1日掲載。元記事はこちら)
[© Fuji News Network, Inc. All rights reserved.]