「家族解放せよ」トルコでデモ ウイグル人権侵害
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中国が、新疆ウイグル自治区で、イスラム教徒のウイグル族を弾圧しているとの批判が強まる中、大きなコミュニティーがあるトルコで抗議デモが行われた。
トルコで暮らすウイグル族が、中国政府に対し、抗議デモを行っていた。
ある女性は、顔写真のついたポスターを手に、「わたしの無実の家族を解放せよ」と訴えている。
トルコは、ウイグル族と民族的に近く、中国から逃れて暮らすウイグル族は、5万人ほどいるとされる。
イスタンブールで1日に行われた抗議デモで、参加者は、「残虐行為を止めろ」などと訴えた。
デモ参加者「数百万人が強制収容所に入れられ、臓器を売られたり、奴隷のように働かされている。親族が今生きているか、死んでいるかさえわからない」、「父と6年前から連絡がつかない。娘の声もまったく聞いていない。弟は4年前、刑務所で殺されたらしい。理由はわからない」
一方、トルコは近年、アメリカとの関係悪化などから、中国への接近を強めていて、特に新型コロナウイルスをめぐる中国製ワクチンの需要から、批判のトーンが弱いのが現状。
中国政府は、国際的な批判に対し、「中国をおとしめるデマだ」などと主張している。
(FNNプライムオンライン4月2日掲載。元記事はこちら)
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