日本や欧米の金融機関で巨額損失続々「アルケゴス」とは 市場への影響は
Newsfrom Japan
国際- English
- 日本語
- 简体字
- 繁體字
- Français
- Español
- العربية
- Русский
日本や欧米の金融機関で、巨額の損失が生じるおそれが相次いでいることに関連し、欧米メディアは、アメリカの投資会社に予備的な調査が入ったと報じている。
日本では、野村ホールディングスが、子会社が取引した「アメリカの顧客」への請求額がおよそ2,200億円にのぼっていると発表したほか、三菱UFJ証券ホールディングスは、「アメリカの顧客」との取引による損害額はおよそ300億円と発表。
みずほフィナンシャルグループも、100億円規模の損害が発生する可能性があるという。
この「アメリカの顧客」とは、投資会社「アルケゴス・キャピタル・マネジメント」を指すとみられ、欧米メディアは、アメリカのSEC(証券取引委員会)や、イギリスのFCA(金融行動監視機構)が予備的な調査に乗り出したと報じている。
巨額の損失は欧米の金融機関でも起きていて、アメリカのイエレン財務長官は、この混乱を念頭に、監視強化に向けた作業部会の再開を表明している。
(FNNプライムオンライン4月3日掲載。元記事はこちら)
[© Fuji News Network, Inc. All rights reserved.]