大阪878人「2週間前の4倍」 聖火リレー 府内全域で中止


大阪府の感染状況が、さらに深刻になっている。

4月7日の新規感染者は、4月6日より150人以上増え878人。
4月7日まで1週間の合計は、2週間前の4倍を超えている。

大阪府・吉村知事「この2週間で4倍の速度、一気に感染が急拡大するのが今回の感染の特徴。当然われわれは、第4波と認識をしています」

1時間以上続いた定例会見で、度々厳しい表情を浮かべた吉村知事。

会見に先立って開いた対策本部会議では、大阪独自の基準である「大阪モデル」の警戒度を最も深刻な赤信号に引き上げ、医療体制の非常事態宣言を出した。

大阪府・吉村知事「これまでにない速度で感染の急拡大が続いている。あわせて、重症化の速度が速い。医療体制も非常に厳しい状況になっている中で、医療非常事態宣言を出したいと思う」

さらに、4月13日から府内で始まる予定の聖火リレーについて、吉村知事は、大阪市内だけでなく、府内全域で公道を走る聖火リレーを中止すると発表した。

大阪府・吉村知事「本日、大阪府全域に対して、不要不急の外出自粛の決定をしました。大阪府全域において、公道を走る聖火リレーには中止いたします」

その聖火リレーでは、4月7日も密が発生。
沿道には不安な光景が広がった。

聖火リレー14日目のスタート地点、三重・四日市市では、密を避けるため沿道に柵が設置され、地面には、1メートルおきに足跡マークが張られるなどの対策が取られていた。

集まった人々は、マークの通りに間隔を空け、隣の人と距離を保ちながらランナーの登場を待った。

第1走者は、三重・桑名市出身でロサンゼルスとソウル両オリンピックのマラソンに出場した瀬古利彦さん。

しかし、いざ始まると、沿道には人だかりができ、密な状態が発生。

午後2時すぎ、次のスタート地点、三重・津市でも多くの人が聖火ランナーの登場を今か今かと待ちわびていた。

最初に走るのは、レスリングでオリンピック3連覇を果たした吉田沙保里さん。
地元のヒロインの登場で会場の熱気は一気に高まった。

東海テレビ・小室拓人記者「吉田沙保里選手が登場しました。みなさん一斉にカメラを向けています。こちらの方は5列目ぐらいまでの列ができています。かなり密集した状態になっています」

そして、吉田さんが走り始めると、見ていた人たちが一斉に追いかけるように動いていく。

東海テレビ・小室拓人記者「皆さんは規制線をまたいで、一斉にランナーの方へ駆け寄っていきます。周りがもう規制とか関係なく、ぐちゃぐちゃになっています」

沿道を多くの人が埋め尽くし、やはり密な状態となった。

午後5時すぎ、三重・鳥羽市で聖火をつないだのは、オグシオペアの1人として、北京オリンピックをわかせた元バドミントン選手の小椋久美子さん。

聖火リレーは、8日も三重県で行われ、伊勢神宮や熊野古道などをめぐる。

加藤綾子キャスター「聖火リレーの密についてお話ししていますが、今の密対策だと沿道でのリレーが難しいのかなと感じてしまいます。競技場などで人数制限して感染対策を徹底してということじゃないと、なかなか人が集まるのを避けるのは難しいのではと感じていますよね」

住田裕子弁護士「都会の密も問題ですけど、いま地方にまん延広がってますから、密対策というのはちょっとそこら辺ではうまくできないですから、観光スポットで観覧席があるとか、大画面を見られるとか、そういう形にして工夫を凝らしてほしいです」

加藤綾子キャスター「中止になってしまうのは寂しいじゃないですか。だから、直接見られないとしてもライブ配信などもありますし、安心してリレーを続けられる方法を探ってもらいたいと思います」

(フジテレビ)
(東海テレビ)

(FNNプライムオンライン4月7日掲載。元記事はこちら

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